Staff diary  
スタッフ日誌[2008]

[文 / 益田(制作)]

6/30(月)

今ちょっと欲しい機材があって,方々で物色している. といっても,20年以上前に出たような代物なので,新品などどこにも置いて無い.しかもこの手の商品(音楽制作機材)を中古で置くような店が都内でも年々少なくなっていて,事実上ネット・オークションなどで物色するしかないような状態だ. それにしてもあのネット・オークションというヤツは,不備もあるのだろうが,有難いシステムだ.中古機材屋が駆逐されてしまうのもある意味仕方ないな.


6/28(土)

影山リサ,今週のリハーサル風景. 影山リサもそろそろ新曲作りに入りたいところなんですが,何やら他にもやる事が一杯あって,そうも行かないらしいです.

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6/27(金)

今週のリハーサル風景(広瀬沙希).

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神田優花,久々の新曲作りに入ってます. 大急ぎで作った曲だったんで,スタジオでチェックの為に聴いていたら,修正したいポイントが次々に出てきて,結局六ヶ所も修正した. 録りは来月ですな.

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6/26(木)

私事で恐縮だが,私は割と最近祖母をなくした.特にお婆ちゃんっ子というわけでもなかった私だが,祖母についてあらためて考えてみる.

婆さんの旦那(要するに私の祖父)を私は見た事が無い.彼は私の生まれる数ヶ月前に亡くなっているから. で,その祖母と祖父なのだが,二人の馴れ初めは「見合い」だったそうだ.時代が時代なので,よくある事ではあったのだろう.恋愛結婚などの方が珍しかったのかもしれない.

見合いとはいうものの,現代人が想像しがちな「お見合い」といった会合を経たわけではなく,要するに親が決めた相手と結婚したに過ぎず,厳密な意味では見合いですらない.「政略結婚」という方が近いかもしれない. 私が子供の頃,祖母が語っていたのだが,彼女(祖母)は結婚後,自分の結婚相手の顔が良く分からず,寝ている旦那の顔を夜中にまじまじと眺めていたそうだ.子供心ながら,不気味な話だったのでよく覚えている.

祖母はその老後,自身の体が弱りだした頃,死を異常なほどに恐れだした.あからさまにノイローゼだった. 日毎体が弱るにつれ,死へのカウントダウンを感じ始めたのだろう.誰にでも等しく老いはやってくるものだが,それを冷静に受け入れられないというのも,まあよく聞く話ではある. で,死に怯えた彼女はその晩年,何やら俄かに宗教に傾倒していたようだったが,如何ほどの験があったか私は知らない.それ以前に,その信心すら本物であったか怪しい.

彼女は,人生の数々の局面において,「能動的な選択」をほとんどしなかったのだろう.結婚相手などはその端的な例だ.彼女は終生,「結婚した」のではなく,「結婚させられた」という気分でいたに違いない. そして,好きなものを選んでこなかった人生に,何となく満足がいっていなかったのだと思われる.私の勝手な想像だが,漠然と,「いつか自分で何かを選択する時が来る」とでも思っていたのかもしれない. だから目前に迫った死を前に,「こんな筈ではない」と足掻いたのだろう.無駄だったように見えたが.

私が,晩年の彼女が傾倒した宗教などを無駄だと評価してしまうのには理由がある.それは彼女が「能動的な選択」を出来ない人だったからだ. 延命という現世利益を求めての「入信」など,「信仰」と呼べる筈も無いが,そもそも彼女はその宗教,あるいは教団の教えを信じていなかったろう. 「信じる」という能動的な決断なしに,本当の意味での信仰心など芽生える筈も無く,結局好きでもない人と結婚したように,信じてもいない宗教にすがりついているだけにしか見えなかったのだ. 信じるという主体性がないのだから,いずれそれは「信じさせられた」とか,「騙された」などという風に総括されるに相違なく,詰まるところ何一つ彼女は変わらなかったのだ.

孫である私は,全てを選ばせてもらっています.せめてもの供養になろうか.


6/25(水)

最近またVST絡みで,ウチ(このページ)へのアクセスが増えてるみたいだ.そういえばしばらく新しいの上げてないな. そもそも私が音屋なので,自分が曲作る時なんかに必要なモジュールを自作し出したのがキッカケで,せっかく作ったのに自分だけで使うのも勿体無いのでGUI付けて公開したのがDownloadのページにあるラインナップだ. 私は音作りに必要なモジュールを都度自作してたりするので,Downloadのページに上げているもの以外にも実はたくさん作っている.スキン作りが面倒臭くて公開していないだけだ. ヒマが出来たらまた幾つか公開するかもしれません.期待しないで待ってて下さい.


6/23(月)

最近,外資系の企業と交渉する機会があってしまう. 当然英語を使うことになるわけだが,自分の英語力の無さに閉口してしまっている.学生時分,もうちょっと真面目に勉強していれば良かった.


6/21(土)

神田優花,今週のリハーサルの様子.

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以下は影山リサ. 影山リサも,しばらくの間新曲のリリース予定がありません.とりあえず「Jewelry Box」聴いて下さい.

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6/20(金)

ここ最近,特筆すべきトピックが無い.まあ予定通りなのだけど. 曲作りとかは黙々とやってますが,リリースなんかはしばらく無いと思います.たまにはこういう時間も悪くないかも.

というわけで,いつものリハーサル風景.

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6/17(火)

私は音楽が好きではあるのだけど,厳密にいうと,「録音物を作ること」が好きなのだ.それ以外には関心が低い. 音楽を「売る」という作業は苦手なのである.やらなきゃならないのだが,興味が持てないというのが本音だ.

パッケージ(CDなどの)に対する執着もあまり無い.単なるノスタルジー程度の愛着しか持っていないので,「音楽コンテンツの販売方式」が配信へ移行している事についても,基本的には賛成である.

翻って考えると,私は要するに録音物を作って,そこそこ知名度のある配信サイト(iTunesなど)にそれを置ければ,それだけで十分なのだ. 無論,音楽なんてものは宣伝しないと売れないのだが(例外はあるけど),そのいわゆる「プロモーション」という部分には,個人的にあまり興味が持てない.

音楽が売れたりすると,算術的に知名度が上がったり,経済状態が良くなったりして,自然再生産(音楽を)するための環境も整ってくる. そういった程度の意味では「売れたら良いな」とも思っているけど,結局私の探しているものって,詰まるところ自分の中にあるのだろうな.


6/15(日)

iPhoneって普及して欲しいなあ.iTunesで楽曲データが落とせて,それがそのまま再生できるっぽい. こんな端末がスタンダードになったら,「着うた」なんかのアドバンテージって脅かされるわけで.というか,携帯の3キャリアともiTunesのデータをダウンロード・再生できるようにすれば良いのに. まあとにかく,この夏リリースされるというiPhoneに期待です.


6/14(土)

神田優花はここ最近,新しい曲録ってません. 何だか歌録りの他にやることがたくさんあるみたいで.

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影山リサ,下は今週のリハーサルの様子. どうでも良いけど,某着うたサイトに載ってた(影山リサの)曲タイトル,「ジュぶナイル」って何だよ.大して支障も無さそうだからほったらかしてるけど.

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6/13(金)

いつものリハーサル風景. 何だか暑いのか寒いのかハッキリしない毎日ですな.

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6/12(木)

とある医療施設で,点滴治療を受けた患者が次々と異状を訴え,うち一人が亡くなったそうだ. で,遺族の一人(配偶者と思われる)がインタビューを受けていたのだが,「今更あれこれ言っても仕方が無い」みたいなコメントを出していた. その遺族は,身内が死んだのだから悲しくないわけがないだろうが,その巨大な悲しみ,あるいは怒りを表現する言葉がないのではないだろうか.

何年か前に鉄道の脱線事故があって,多数の死者が出た. 事故後,数年経ったある時,何周忌だかで,被害者・遺族の集まりみたいな催しがあったらしく,その内容が一部報道されていた. 私は偶々それを目にしたのだが,被害者(遺族)の代表としてある女性が式辞みたいなものを述べる様子がカメラに抜かれていて,その女性は「鉄道事業者は,電車が人の命を乗せて走っているのだという事を忘れないで下さい」みたいなコメントを涙ながらに読み上げていた.

愛する人を斯くも不条理な事故によって亡くすという,普通の人なら人生に一度も経験しないであろう巨大な悲しみに遭遇してしまった人が,どのような言葉でその悲しみを形容するのかと思ったら,上のコメントだったわけだ. 結局「どこかで聞いたようなカッコ良さげな台詞でもぶってやろう」という根性が見え隠れして,不謹慎だが正直興が冷めた.

人は,言語能力を培わねば,怒りや悲しみも表現出来ないのだ.他者に対して表現出来ないという事は,自分に対してもその感情を説明出来ないという事に他ならない. 自分に説明出来ないという事は,そんな感情など,実のところ存在しないも同然なのだ.


6/11(水)

今ウチは決算期で色々と忙しいらしい.「らしい」というのは,私自身は経理関係の業務にほとんど携わっていないので,よく分からないのだ.

暑い季節は嫌いだ. この時期,外回りの仕事は極力避けるようにしている(100%回避出来るわけではないけど). しばらくの間は,スタジオに籠ったり,機材に張り付いたり,あるいは物思いに耽ったりで,なるべく汗をかかずに過ごさせてもらおうと思ってます.


6/9(月)

歌手は歌が上手い方が良いか. ここでいう「歌の上手さ」とは,純粋にピッチ(音程)やリズムがが正確であること,のみを指している.

無論,上手い方が良いに決まっている.歌の良し悪しとはそれだけで決まるものでは無い,というだけだ. 「歌の上手さのみ」をもってして現在の立場を得ている,と言っても過言でないような歌手も存在するが,本末転倒な話だ. 声優になる為に筋トレやってたら,いつの間にかボディビルダーになってしまったようなものか.

歌手は歌をうたうこと,がその職務なわけだが,「歌をうたう」というのは,すなわち歌という作品が持つ世界を,リスナーに伝えるという作業でもある. 歌には当然歌詞が付いている(うたうから「歌」というのであって,インストナンバーなどは「曲」と呼ぶべきだろう).歌詞というのは言葉で出来ている.聞き手に言葉を伝えなくてはならないのだ. だからして,極力雑念なく歌の世界を演じなければならず,同時に極力相手(リスナー)には雑念を与えないようにしなければいけない.

音程などがあからさまに外れていれば,当然リスナーには「音程がズレている」という感想(雑念)がアタマを擡げ,歌の世界を理解するという工程において,ほんの僅かであったとしても思考が阻害される. また,歌が下手な歌手は,「この曲のこのくだり,音程を外しやしないだろうか」などという不安を抱えつつ演じることになり,歌うという作業に雑念が混入する. 集中力を欠いた結果,歌という作品がもつ世界は完結し難くなる. 歌の上手さなど,歌という作業においては枝葉末節に過ぎないが,その能力が備わっていないと本来歌に込められている世界も表現出来なくなる.


6/7(土)

昨日の続きです.

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6/6(金)

今週のリハーサル風景.

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影山リサ,「Jewelry Box」の携帯電話端末向けコンテンツ(「着うた」等),「ここ♪グッTunes」(レコミュニ)で販売が始まっているそうです. PC向けコンテンツのリリースとは,少々タイムラグがあったのですが,まあ一応発売されたということで,とりあえず報告. 今回,リリース日がちょうどGWを跨いでいたことなんかもあって,色々と事務処理上のロスタイムが生じてしまったのだと思われる.

一点お詫びというか,こちらに齟齬があった. 携帯用コンテンツについて,配信される予定の日やサイト名をいくらか挙げていたのだが,実際には何やらエントリー制とかいって,5/7が配信の解禁日と設定されるだけで,配信サイト・スタートの日などは全くの未定になるらしい.困ったもんだが,どうもここ1〜2年の間にそういうものになっているらしい. こちらの認識不足で申し訳ない.まあ上記のサイトでは買えるみたいなので,とりあえずはそちらでお願いします.


6/4(水)

昨日は雨の降る中,ラジオの収録で葛飾へ. 出演は佳乃でした.番組内でも流れた「Blue Moon」収録の「Blue Moon(3曲入/¥1,260)」,好評発売中です.

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6/2(月)

ちょっと前の話になるが,とある番組で,地方在住のアマチュアバンドが特集されていた. 番組中,彼ら(そのバンド)のレパートリーが流れ,歌詞がスーパーで表示されていたので,偶然にも私はその内容を熟読してしまった.一応その曲は,そういう(バンドを紹介するプログラムでフィーチャーされるという)プロモーション上の扱いを受けている楽曲なのだから,きっとその時点での代表曲の一つなのだろう. で,その感想.

その前に歌詞の内容を説明する.細かい字句は失念したが,彼らの日常を歌にしたようなもので,サビは「このアパートの一室で俺はギターを弾いている」みたいなフレーズを連呼していた. いわば叙景詩とでもいうべきものだったのだが,私はそういうものも表現の一つとしてあって良いと思う. しかし,ああいう歌詞しか書けない人は,創作者としては割りと早い段階で躓きを覚えてしまうのではなかろうかと思ってしまった.

何故ならば,彼は,アパートの一室でギターを弾きながら『何を考えたか』という,一番肝心な部分を言語化していないからだ. 感情を言語にするには,精神的体力が要る.実は創作の源泉とは,この考える能力だ.歯を食いしばること無しに,自己の深奥など伺える筈もない.

中村草田男は「降る雪や明治は遠くなりにけり」という句を詠んだ.無論こういう手法もあって良かろうと思うし,俳句は字数の制限がシビア過ぎて,こうせざるを得ない面もある. しかし,仮にドストエフスキーが,その作品の結句を「ラスコーリニコフは,窓の外を見つめていた…」みたいな締め方にしていたら,きっとこんにちの評価は得られなったに違いない. この手法って要は,何となく深い意味あり気な匂いだけを醸して,真意の程は読み手銘々が忖度せいや,と言っているのだ.実は作者自身すら何も考えていない場合,の隠れ蓑にも使える便利な手法ではある. 上の歌詞を書いた御仁がそうなのかは分からないけど.

日本の「○○賞」といった文学賞の受賞作などを読んでいると,たまに「この賞の選考委員は,文学というものの本質を理解しているのだろうか」という疑問がアタマを擡げてくる. 物語など文学における従物に過ぎない.作者の精神を表現する仮の舞台として,物語が存在するだけだ.音楽なども然り.作者の精神こそが主体であるべきだ. 画数の多い漢字や小洒落た修辞を弄べること,が文学者の条件などではない.


5/31(土)

昨日の続き.

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先日,影山リサが出演した「音うたげ」,番組HPに写真が出てるみたいです.


5/30(金)

今週スタジオで撮った写真.

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来週の火曜日(6/3),佳乃がラジオ番組に出演します.詳細はInfo参照.


5/29(木)

パブロ・ピカソは時代ごとにその画風が大きく変わっている.研究者などが「○○の時代」なんてピリオドを後付けしているが,本人にとっては,単なる思索の繰り返しに過ぎなかったろう. 一つの作風を頑なに守るタイプの創作者というのもいる.それはそれで悪くないのだろうし,その作風にマジョリティーからの需要があったりでもしようものなら,ビジネス的には大変安定した商品となりうる.ピカソや葛飾北斎はそういったタイプではなかったのだろう.

作風というのは,よく「引き出し」に准えられる.ピカソや北斎なんかは,物凄く細分化された引き出しが,その脳内に整理されていた.しかもそれら一つ一つの引き出しから出てくる作品は,どれも非常に精度の高い代物だった. しかし彼らは,既存のどの引き出しから出てきた作品にも飽き足らず,箪笥そのものを代える必要性を感じ出した.さらには,隣の部屋や,あるいは隣の家まで行って引き出しを漁った. いわゆるパラダイムというヤツを転換していったわけですね.

ピカソを引き合いに出すなどおこがましいが,今の私もここでいう過渡期(パラダイムの転換期)にあるような気がする.とにかく新しい何かが作りたいのだ.


5/28(水)

実はここ数日,休みをもらっていた. 久々にまとまった時間を持てたのだが,大して生産的なことをやっていたわけでもなく,ただボーっとして過ごしていた. たまにはこういう時間も悪くないですね.明日から真面目に仕事します.


5/26(月)

週末は天気悪かったですね.しかも暑くなってきた.沖縄なんかは梅雨入りしたそうで. 創作活動には厳しい季節に突入しそうだ.

実のところ,ここ暫くの間,全然音作りをしていなかった.事情は色々とあったのだが,要するにそれ以外の仕事が多かったのだ. これから夏にかけて,作品制作に集中させてもらいます.


5/25(日)

デアゴスティーニ・ジャパン発行の,週刊『My Music Studio』20号「フリーのソフトウエア・シンセサイザー」のコーナーで紹介されているVSTi,「YES」・「Adventure of the Sea」・「MAY BE」は弊社謹製プラグインソフトです. 雑誌の正式な発売日は6/10なのですが,地方版が5/20発売とのことなので,既に一部では出回っていると思われます. 画像入りで掲載されるので,音楽制作に興味ある方なんかはチェックしてみてはいかがでしょう.とは言っても,シリーズ物の20号目なんて,いきなり買うものでもないか.まあ一応報告です. 因みに私はまだ誌面に目を通していない.


5/23(金)

今週のリハーサルの様子.

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最近更新が滞りがちだ. 何だか気持ちが疲れている.理由は色々あるのだけど,まあこういう時もあります.


5/20(火)

昨日は,影山リサが「音うたげ」という番組に生出演しまして,私も現場に同行.影山リサは同番組,二度目の出演になりました. 収録の様子は「レポート」としてUPしています. 昨日で「Jewelry Box」関連の宣伝行脚は,やっと一段落です.


5/18(日)

影山リサ,先週のスタジオにて.

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影山リサは明日19(月),「音うたげ」という番組に生出演します. 出演時間は20:00から.是非チェックしてみて下さい.


5/17(土)

神田優花,今週のリハーサル風景.

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5/16(金)

今週スタジオで撮った写真.

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5/13(火)

夢を持つ事が何故素晴らしいのか. 「夢は見るものじゃなく,叶えるものだよ」などという,歌の文句のようなお題目を誰ぞやが唱えてみたりするのだが,私は率直に「本当かよ?」と思ってしまう.ハッキリ言って,私の「夢観」とはえらく違うから. 時に「夢を見る」という表現には,ただ何となくお金を拾わないかと夢想しているような,ある種消極的なイメージが付きまとうのかもしれないが,それを手に入れるためのアクションを伴なわない願望,ぐらいしか持たない人など,夢を見てさえいないと思う. 念のため言っておくが,ここで言うアクションって,「宝くじを購入する事」とかでは無い.

夢は叶うから価値があるのではなく,叶えたいとか,手に入れたいとか思う気持ちをかき立ててくれるところに価値があるのだと思う.その衝動が日々に輝きを与えてくれるから. そういう意味では,むしろ夢とは「見るもの」だと言えるかもしれない. 「夢が叶わないなら,その為に費やした時間や労力はまるで無駄になる」などと思っている人がいるなら,その人の考える「夢」自体が間違っているのだと思う.そんなものは単なる投資であって,夢とは呼べない.

謙虚と臆病は違う. 「勲章を持たねば自分など世間から相手にすらされない」と思っている卑屈な人間が,もし巨大な勲章を得てしまったら,その人はその権威を笠に忽ち他人を見下すだろう.「いじめられっ子」こそが,まさに暴力至上主義者だったりもするのだ. 「夢」は,心に巣食った臆病さを隠すための勲章なんかではないのだ.

私が本当に欲しいものは,「叶った夢」なんかじゃなく,「夢を追いかけるための勇気」なんだ.


5/12(月)

影山リサです。5/7に初のアルバム「Jewelry Box」が発売されました。制作に約1年半かけたとても内容の濃い作品で,様々なタイプのPOPSが収録されており,私をこの一枚に凝縮した感じになりました(笑)最高のアルバムなので聴いてみて下さい♪


5/11(日)

神田優花,GW休み明け一発目のリハでした. 次のアルバムの収録曲,そろそろ出揃いつつあります.

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影山リサ,先週のリハーサル風景. 本人からのコメントにもある通り,影山リサは,アルバム「Jewelry Box」のプロモーションで,5/19(月)に一件番組出演を控えてます(Info参照).チェックしてみて下さい.

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5/10(土)

今週スタジオで撮った写真.

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5/9(金)

影山リサ,5/6(火)のラジオ出演の際の写真. ニューアルバム「Jewelry Box」のプロモーションでの出演でした.オンエアされた楽曲は「LUCKY STAR」と「My Old Jewelry Box」の二曲でした.

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久しぶりのラジオ出演でしたが緊張もせずとても楽しめました!また出演させていただきたいです★ラジオ内でも告知したんですが5/19(月)にもWebTV「あっとおどろく放送局」内の「音うたげ」に出演します。生放送なのでこちらも是非,見てみて下さい♪

影山リサ



5/8(木)

影山リサ「Jewelry Box」,携帯電話端末用コンテンツ(「着うた」等)がまだリリースされていないみたいで,現時点ではまだ入手できないらしいのですが,おそらくはサイト側の事務処理上の問題で,公開に多少のタイムラグが生じているのだと思われます.今しばらくお待ち下さい.

あと,「Jewelry Box」の歌詞について. 今のところ「Jewelry Box」は,ダウンロードのみで販売されているコンテンツなので,当然ブックレットは付きません.で,歌詞を確認する方法なのですが,5/9(金)より,歌詞サイト「歌詞GET!!」に全収録曲の歌詞が掲載される予定ですので,そちらでご覧いただけます.携帯サイト「ケータイ livedoor」内の歌詞検索サービス「livedoor 歌詞」でも閲覧できるようになりますので,こちらもしばしお待ちを.  以下,楽曲解説.今回で終わりです.


11.YES

この曲も古い.原形が出来たのは十数年前だと思う. 毒にも薬にもならない普通のPOPSで,本当に特筆すべき点が無い.このタイミングで出さないと,出すところが無くなってしまったかもしれないとすら思う. 今の精神状態なら多分作らない曲なので,ある意味新鮮ではあるが.


12.Dear My POPSTAR

私は,曲を作る時,第一小節の一拍目から書き出すようなタイプではない.まず何よりも先に「曲想」という塊を脳裏に宿す.アレンジや展開などというのは,いわば枝葉末節に過ぎない. で,この曲はここで言うその「塊」が端から小さかった曲だ.見も蓋も無く言えば,会心の作では無い. だからして,図らずもこの曲は,私のソングライティング能力のボーダーラインを知る上では,かなり分かり易いサンプルになっている.最低でもこの程度の仕事はしますよ,的な.



5/7(水)

お待たせしました.「Jewelry Box」,本日発売です.「Mora」・「HMV DIGITAL」・「MUSICO」・「ListenJapan」等のニューリリースのページにチラホラ出だしてるみたいですね.iTunesでももう買えるみたいです. ついでながら「Jewelry Box」,5/7(水)発売とアナウンスしているのですが,サイトによっては多少リリース日が前後したりするみたいなので,こちらご了承下さい. 以下,楽曲解説.


10.Neverland

シングル「LUCKY STAR」のカップリング曲. これは影山リサが初めてレコーディングした曲で,かれこれ2年前の録音物になる. しかもこれ,曲そのものは実に十数年前に作った.学生の頃に書いた譜面が多分まだ残っている. 書いた当時はバラードナンバーで,BPMが今の半分ぐらいだった.バラードの方も昔はそれなりに良く聴こえたのだけど,どちらかと言うと,現行のアレンジの方がこの曲には合っていると思う.



5/6(火)

ゴールデン・ウィークだとか全く関係無い私.今日も今からラジオの収録(出演・影山リサ)で葛飾に行ってきます. 番組は18:00からの生放送,ネット経由でも聴けるらしいので(Info参照),是非聴いてみて下さい. 以下,いよいよ明日発売の「Jewelry Box」の楽曲解説.


8.ジョーカー

影山リサが初めて作詞に挑戦した曲.補作詞が入っているので,クレジット的には連名になってますが. 曲・音に関してはあんまり大したコメントが浮かばないな.別にキライな曲ではないのだけど. とにかく完成までに時間が掛かった曲ではあるが,それもほとんど作詞に手間取っただけで,私の作業領域ではなかった.だから,オケ作ってからレコーディングまでにブランクがあり過ぎて,妙に気が抜けたところは無きにしもあらず.


9.Show Me Your Seven Seas

「ジュヴナイル」に入っているのと音は同じです. これは7年ぐらい前に,いわゆる「DTM音源」一台だけでオケを作った.作った当時の音に,一切手を加えてもいない. 本来プリプロ・レベルのオケだったのだけど,そのまま商品化してしまった.たまにはこういうのも良いような気がして. しかし,私としてはこういう曲や音,かなり得意だな.この手のものなら幾らでも作れる.需要が無さそうだけど.



5/5(月)

そういえば先日,広瀬沙希が出演した「音うたげ」,番組HPにこの間の写真が出てるみたいです.

昨日に引き続き「Jewelry Box」の楽曲解説.


6.Queen Of Daydream

HIPHOP的な音楽が作りたかったのだけど,ベタベタのHIPHOPって日本人,特に女の人には合わないように私は思っていて,こういうHIPHOPとPOPSを折衷したような,多少マイルドなものを試しに作ってみた.私なりに. 全体的にチューニングを緩くしてみたのだけど,出来上がったものを今聴いてみると,然程の違和感は感じないな.もっとムチャクチャにすべきだったかも. 音は「CANDY POP」収録のものと全く同じです.


7.My Old Jewelry Box

まあ一応アルバム・タイトル曲的な位置にある曲. 邦楽っぽい楽器編成にスクラッチなんかを混ぜてみた.基本的に和声的な進行のない曲で,コードで言うとワンコードですね. ベースに当たる音は,曲のトータルタイム分の超ロングトーン(の単音)をまず作って,それを適当にスライスした.この文章の意味が分からなかったら,曲(特にベースライン)を聴いてみて下さい. この曲のコーラス(「ジュヴナイル」・「Make You Happy」も)は神田優花です.



5/4(日)

Jewelry Box」の楽曲解説を.


4.CANDY POP

二枚目のシングル(のタイトル)曲ですね.これもいわゆる80年代っぽいFMサウンド.こういう音を作ってみようと思い立って,初めて仕上げてみた曲. でもこの手の音なら,LUCKY STARの方が曲としては好きかな.単純にPOPSとしての完成度があっちの方が高いような気がする.あ,でもこの曲も嫌いではないです.


5.Me & My Radio

デジロックみたいな曲.これも80年代っぽい音だな.図らずも. この曲,シングル「ジュヴナイル」にも収録されているのだけど,アルバムに収録されているのは,ノイズやラジオの音などで作った,短いサウンドコラージュみたいなものが曲の冒頭部分に付け足されたもので,シングルとは一応別ヴァージョンになります.



5/3(土)

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影山リサ,今週のリハーサル風景. 影山リサは週明けの火曜日(5/6)にラジオ出演が一件入ってます(Info参照).インターネット上でも聴けるみたいなので,チェックしてみて下さい. それでは以下,「Jewelry Box」の楽曲解説.


3.Make You Happy

女の子が歌って違和感の無いようなロック・ナンバーにしようと思って作った. アレンジはギター中心に構成されていて,当然だけど音だけ聴くとあまりPOPS臭くない.ところどころに変拍子が入ったシャッフルです.わりかし簡単に出来た. 私はあんまりシャッフルとかって得意じゃなくて,実際に手がけた作品も数が少ないのだけど,これは上手く出来た方じゃなかろうか.



5/2(金)

今週スタジオで撮った写真.

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5/1(木)

Infoでもお知らせしてるんですが,本日発売の月刊Audition(白夜書房)6月号・「GOGO!NEW FACE」のコーナーで,影山リサとアルバム「Jewelry Box」が,紹介されています.テキストなんかには事前にチェック入れているのですが,誌面そのものは私も今日初めて目にしました. 雑誌を見て,このページにたどり着いた人がいるかもしれませんが,「Jewelry Box」は5/7(水)発売です.是非聴いてみて下さい. 以下,収録曲の解説.


2.ジュヴナイル

アルバム収録曲では,唯一私が詞を書いている.別にそんなに詞を書きたかったわけでもないのだけど,曲の性質上,作詞を頼まれた人が大変だろうと思って,結局自分で埋めた. 音楽的にはかなり無茶な作りで,特にサビなんて,調も拍子もあって無いようなもんです.でも前からこういうのやりたかった.この手の音楽に関してはもっと色々なアイディアあるので,これからも小出しにして行きます. そういえばこれは影山リサの3枚目のシングル曲だけど,アルバム収録版はシングル版と全く同じ音源です.



4/30(水)

影山リサ「Jewelry Box」,リリース一週間前となりました.このアルバム,私が曲とアレンジを担当してまして,これから暫くこのページで,収録曲について解説を入れてみようかなと思ってます. 念のため言っておきますと,この「Jewelry Box」,私はプロデューサー的な関わり方をしていないので,あくまでライター・エンジニア的な見地からのコメントになります.


1.LUCKY STAR

影山リサ,1stシングルのタイトルナンバー. サビのメロディーがまずアタマを擡げて来て,それに枝葉をつけるようにして出来上がった曲.最初に発表するナンバーだったので,フックの強いヤツを所望されたと記憶している. アレンジは,影山リサのアーティストイメージの核になっている80年代風のFMサウンドで構成されてます.因みに,この曲で使われているFM音源は,全部ハードウェア.ソフトシンセは一切使ってません.コンバーター・ケーブル通した方が本物っぽくなるような気がして. この曲には,SingleVersionとシングル収録のExtendedVersionがあるのだけど,アルバムにはSingleVersionを収録.フェイドアウトで終わってます.



4/29(火)

昨日から佳乃「Blue Moon」が販売開始されております(詳細はInfoを参照).

今日は祝日だそうな.世間はもうゴールデンウィークに入ってたりするのだろうな.私にはあんまり関係ないけど.


4/27(日)

人は「夢」とか言うと,すぐ数値的な指標みたいなものを思い描きがちですね. 英語ならDestinationとでもいうのだろうか,直訳すると「目的地」.今の自分自身から遠く離れた場所を想像してしまう. 音楽の世界においてなら,その目的地は,しばしば「メジャーデビュー」とかだったりする.

私の考える「夢」は,そういうものではない.自分の上辺に着けるものじゃくて,常に自分の中にあるもの,といったイメージ.言うなれば心の動きだ. 過ごしている日々の中で手に入らない,感じられないものなんて夢ではない. 「メジャーデビューした人」などというバッヂを付けてもらったところで,その人の中身は何も変わらないのだ.

人は毎秒ごとに何らかの選択をしていますね.腹が減ったから何を食べようとか,食べるなら何にしようとか,○○を食べるならあの店にしようとか,どんな服を着ていこうとか,どんな靴を履いていこうとか,ドアのノブを左手で握ろうとか,右足から歩き出そうとか,あるいは,面倒臭いからやはり行くまいとか. それら無数の選択,それらの帰結が今の自分であることは間違いない.

「歌手になりたい」とか漠然と思ってはみたけど,プロ並の歌唱技術や物腰を身に付けたり,容姿を磨いたり,上京して一人暮らしをしたりする,といったフィジカルな部分が,何となく億劫に感じる人っていると思います.そういう人ってやっぱり結果的に歌手にならないでしょうし,ならなくて良いのだと思う. 自分が思い描いてみたその目的地に,光彩を感じないのだろうから. 光彩を感じる人なら,踏み出す事を厭わない筈だ. 人はそれなりに,自分の身の丈に忠実なのかもしれない.

上で言う光彩を感じる能力,「感光力」とでもいいましょうか. その感光力を瞬時に成立せしめてしまうものって何なのか.それはおそらく自分に対する信心だろう. 自分の中にあるもの,これまた英語ならFortuneとでも言うのだろうか.それを感じるかどうかで,世界の見え方は随分変わって来るのだろうと思う. 感光力が消え入りそうにか細い人,彼が躊躇ってしまうのは,仕方のない事なのかもしれない.

我々は,このFortuneを心で感じている人と一緒にこの作業,音楽をやって行きたい.やはり歌唱技術など二の次なのだ.


4/26(土)

今週のリハーサル風景(神田優花). 神田優花は来週からGW休みだそうです. そういえば,来月7日にリリースが決定している影山リサのアルバム「Jewelry Box」では,神田優花はコーラスで大活躍してます(「ジュヴナイル」・「Make You Happy」・「My Old Jewelry Box」の3曲に参加). 神田優花名義でのリリースがここ最近無いので,是非この「Jewelry Box」の方を聴いてみて下さい.

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その「Jewelry Box」をリリースする本人(影山リサ)ですが,今週はピアノのレッスンをやっていたみたいです. 何やらピアノを弾く事が脳の整理になって,延いては歌の為になるそうな.私には良く分からないが.

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因みにこの「Jewelry Box」,5/7のリリースと同時に,iTunesの海外ストアでもダウンロード販売を開始します.ここを読んでいるであろう日本の人にはどうでも良い話だろうけど,一応お知らせしておきます. そういえばこのサイトのアクセスって,実は3〜4割は海外からのものだ.まあほとんどはVST(「Download」)目当てだと思われるので,このページなんて読んでいないだろうけど.


4/25(金)

毎度おなじみ,今週のリハーサル風景(写真は片飛鳥).

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4/24(木)

私は,シーケンスソフトなんかで曲を作る際,基本的にピアノロール画面を使わない.スコアエディタ(五線譜表示)の使用が基本である. まああくまでも基本であって,ピアノロールは無論のこと,ドラムエディタやリストなども併用するので,スコアエディタ以外無くて構わないとまでは言わないが.

長くなるので細かい事は割愛するが,現在主流となっている五線式の記譜法は,既に何百年前の代物である.古いだけあって,使用上,明らかな不備もある.そしてピアノロールはしっかりそれを補完していたりする. 作曲作業に効率・合理性を求めるなら,ピアノロールを使っておけば,ほぼ間違いないと思われる.スコア表示など,シーケンスソフトによっては,そもそもその機能自体が省略されていたりする.

私は曲作りを始めたころ(中学生時分),シーケンスソフトなど無論持っていなかった.単体シーケンサーを初めて買ったのも10代の終わり頃だ. で,その曲作りを始めた当初,当然アイディアの記録は譜面が基本だったのだが,上はその後遺症と言える. 何が言いたいかというと,私は新しい作業手順に移行するのが苦手なタイプだという事. だから未だに十数年前の機材などを現役で使っている. この期に及んで携帯電話を使わない老人とか,そういうのに近いのだろうと思う.冒険心が弱っているのかもしれない.


4/23(水)

既にトップページでお知らせしているんですが,5/7(水)に影山リサのファースト・デジタルアルバム「Jewelry Box」が発売されます.細かい事はInfoのページや楽曲紹介のページをご覧になっていただくとして,とりあえずここでも報告です. 来月はこのアルバムのプロモーション絡みで,影山リサの出演がいくつかありますので,是非チェックして下さい.


4/22(火)

昨日の収録風景をUP(広瀬沙希). オンエアの方,いかがだったでしょうか.下は本人からのコメントです.

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映像での出演は今回が初めてだったので、とても緊張しました。
でもとても楽しかったです。
また是非遊びに行きたいです。

広瀬沙希



同番組には来月(5/12),影山リサが新作のプロモーションで出演します.そちらも是非ご覧下さい.


4/21(月)

昨日の日記(このページ)を上げた後の雑感.

日露戦争の時,日本海海戦で,海戦史上奇跡とも言われる圧倒的勝利を日本海軍は収めたのだが,佐世保港に凱旋の後,フラッグシップである三笠が原因不明の爆発事故で沈没(自爆)した. 下瀬火薬の誤爆などとも言われているのだが,海戦そのものはほぼ無傷であった日本海軍の,唯一と言って良い損害であった. 当時の人は,僥倖ともいうべき戦勝を得た日本海軍にもたらされた「天の配剤」ではないか,と囁きあったらしい.

私も,自分の運が良過ぎて「天の配剤」が下りはせぬかと心配になる時がないでもない. だから上のような,どこぞやで聞いた話を思い出したのだが,同時に「まあ私においては大丈夫だろう」などとまた根拠無く思ってしまう.基本的に能天気なのだ.


今日は「音うたげ」という番組に広瀬沙希が出演します(詳細はInfo参照).オンエアは20時から,よかったら番組の方も見てみて下さい.


4/20(日)

「自分は運が悪い」と思っている人,こういう人は本当にかわいそうだと思う. それは「運が悪いから」ではない.自身を「運の悪い人」だと規定しているからである.

運というのは,ある意味数値的に計れなくもないもので,いわば統計学的な偏差である. アイスクリームの当たり棒を当てた回数,には当然個人差があるに違いないが,純粋な意味での運はこの辺に尽きる. しかしこういった意味での「運」に,実のところ本質的な差など生じようがない筈だ.

当たり棒を10回当てた人が運の良い人で,5回当てた人が運の悪い人,なのではない.「5回しか当てたことが無い」と思っている人が運の悪い人なのだ.この場合,当たりを引いた絶対的な回数はあまり関係ない.同じ境遇に置かれても「5回も当てた事がある」と思っている幸福な人もいるからだ.

「運が悪いと思っている人」がかわいそうなのは,その人は運が悪いと自身を規定している以上,今後も自分がそうそう「当たり」を引けると思えないところだ.世界を暗黒色で塗り潰していると言って良い.

私は自分の事を「運の良い人」だと掛け値なしに思っているが,だからして,今までも随分当たり棒を引いたが,これからも当たり棒を何万回当てるか分からないとさえ思っている. 望む人がいるのなら,私のこの薔薇色の世界観を共有してもらいたいぐらいだ.


4/19(土)

今週のリハーサル風景(神田優花).

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以下,影山リサ. 影山リサは来月,いくつか番組出演等を控えてます.詳細は追々お知らせしますので,しばしお待ちを.

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4/18(金)

今週のリハーサル風景.

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4/17(木)

ギター(アコギ)の音が何となく気に入らなくて,前から色々と試行錯誤していた. いっそ新しいギターを買おうかとも思ったのだが,とりあえず弦を変えてみる事にした. 子供の頃は,多分力加減が分かっていなかったのだと思うけど,とにかくよく弦を切ったのだが,今は扱いなれたせいか,ほとんど演奏によって弦を切ることなんて無くなってしまった. それだけが理由じゃないけど,弦の交換がお座なりになってしまって,古い弦のまま録音に臨んでしまいがちだった. 今回弦を張り替えるだけじゃなくて,今まで使ってたヤツよりグレードの高い弦を買ってみました.効果はこれから試してみます. 基本的にアコギは,あんまりエフェクトで音を作るタイプの楽器じゃないので,弦や楽器そのものが結構大事だろうとあらためて思って.


4/15(火)

音楽に限った話じゃないが,一般に創作物を公表(特に広い販路で)すると,当然ながら様々な相手から様々な批評が下る.百出するそれらの意見と,それに対するクリエイターとしての態度について.

私は人が口にする意見を,文意だけそのまま抽出してあれこれ考えたりしない.それより前に,その発言が出てしまう相手の「心根」の部分を忖度してしまう. そうする事により,百出するそれらの意見らしきものの中から,あるものは無視し,あるものには傾聴し,その後の参考としたりも出来る. 基本的に捨てるべきものが分からない人間には,拾うべきものも見えないのだ.

ここでいう「取捨選択」が出来ないと,他人の意見に毎度一々右往左往せねばならなくなるわけだが,人の意見って結構いい加減なものも含まれているから,それに反応しての右往左往が必ずしも良い結果を生むとは限らない. 百万人に披露して,百万の肯定的評価(肯定的感想ではない)をもらえる作品などおそらく無かろう.評価する人にも,それぞれの立場やそれに付随した利害があり,心中に様々な思惑が渦巻いているだろうから.

私が言いたいのは,「表現者は,他人の評価を全て採用する必要など無い」というだけの事.採用するものなんて,聴くに足ると感じるものだけで十分だ. そもそも,好むと好まざるとに拘らず,全ての意見など採用していると,行動に整合性が取れなくなる筈なのだけど.


4/14(月)

え〜っと.急遽決まったことなので,直前の告知になってしまったのですが,来週の月曜(4/21),広瀬沙希が「マミヨとHAAEMの音うたげ」(提供:JETROBOT)に生出演することになりました(詳しくはInfo参照). 放送は20:00〜,是非ご覧になって下さい.


4/13(日)

ここ暫く,大した告知事項も無かったし,一体何やってたのかと思われる向きもあるかもしれないが,水面下では色々と忙しかったのだ. 今月に入ってようやく平和な空気が漂い出したのだけど,俄かに時間が出来たので,来月予定していた仕事を,前倒しして片付けている. 今年はしっかり夏休みを取らせてもらうつもりなので,今のうちに出来ることはやっておこうと思っているのだ. 


4/11(金)

今週のリハーサル風景(神田優花).

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影山リサ,今週のスタジオでの写真をUP. 影山リサは来月,5/6(火)に一本ラジオ出演が入ってます(詳細はInfo参照).放送はちょっと先の事になりますが,リリースの告知とかも予定してますので,是非チェックしてみて下さい.

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4/10(木)

今週のリハーサル風景.写真は片飛鳥.

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4/9(水)

別に忙しいわけじゃないんだけど,何だかスケジュールが変則的でリハーサルなんかのブッキングが上手く行かない. まあ多分それも今週までだろうけど.


先月,雑誌経由でデモテープを募集したのだが,その件について少々.

基本的に事務所って,オーディションなんかでは選ぶ方の立場で,偉そうに応募者(デモテープ)を撥ねてる,みたいなイメージがあるかもしれないが,それは全くの誤解だ. 無論,選考に一定の基準は設けているだろうが,それは歌手志望者がデモテープの送付先を選別しているのと基本的に同じようなもので,どちらの立場が上とかいうほどのものではない.

一般に事務所は,デモテープなどを審査して選別するわけだが,単純に歌唱力などで選んだりしているというより,応募者が本気で歌手を目指すような精神状態であるか否か,を見ているという面が大きいと思われる.

ハッキリ言って我々は,オーディションなどにおいて,歌唱技術を選考基準としたことが,事務所設立以来,ある意味まだ一度も無い(勿論「歌も上手かった選考通過者」というのはいたが).そういう技能を測る以前の段階で殆どの人は選考対象外となっている. これはウチの事務所が彼ら(応募者)を選ばなかったのではなく,彼らがまだ「歌手になる」という人生を選んでいないという事なのである.どちらかといえば撥ねられているのは,こちらのような気がしないでもない.

話は変わるけど,オーディション関連の情報,以前はたまに問合せもあったりしてたので,ここ数年は一応Infoのページで経過をお知らせしているのだが,今後はどうなるか分からない.あれはあれで結構面倒なので.


4/7(月)

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影山リサ,雑誌の取材で高田馬場へ.今回は私も現場に同行しました. 取材の模様をレポートしようかとも思ったのだが,横からシャッター切ったり出来るような雰囲気でもなかったので,とりあえず自粛した. 取材の結果等,詳細はまた後日お知らせします.お楽しみに.


4/4(金)

桜の盛りって本当に短いな.もう東京は葉桜です.


今週のリハーサル風景(神田優花). 神田優花はここ最近,新曲の録りばっかりやってて,録った曲の歌いこみってヤツを全くしていなかったので,暫くそれをやろうと思ってます.

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影山リサ,新曲の歌録りでした. 影山リサに関しては,いくつかインフォメーションがありまして,近いうちに発表しますので,しばしお待ちを.以下今週のレコーディング風景. 

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4/3(木)

その昔,例えば江戸時代やもっと古い律令制の頃の「農民の生活」はどのようであったか,という問いに対し,「時の政権からの苛斂誅求は厳しく,まことに苦しいものであった」とかいう説がある一方,「そうでもなかった」という反論も存在する.実際のところどうだったのか.

結論から言うが,私には分からない.何故かというと,彼ら(農民)が著書・文章を残していないからだ. その時々の農民らにはそれなりの感懐もあったろうが,記録として十分なものが残っていない以上,全ての学説は状況証拠からの推察に過ぎなくなる. まあ,現代を生きる紛れもない一庶民である私に,現代の庶民の総意を代弁する資格が無いのと同じ意味で,ある特定の農民の生の声を拾えたとしても,決定的な証拠にならないのではあるが. とにもかくにも,彼らは歴史の中で沈黙してしまっている.その日常が苛烈であったか否か,知る由もない.

文章を残さねば,その人の抱いた感傷は記録としては当然残らない.それ以前に,心に去来する思いを言語(文章)化できなければ,自己の中にすらまともな記憶として留めて置けない.よしんば留まっていたとしても,感情を伴ったものになり難い筈だ. 詰まるところ,感情を文章化することって大事なのだ.


4/2(水)

営業・事務・編集作業に追われていた.とは言うものの,ちょっと前に大きな山(納品)を越えたので,ここ最近の仕事は比較的楽なのだ. というわけで今から次のレコーディングの仕込みに入る.


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