Staff diary  
業務日誌[2006]

[文 / 益田(制作)]

4/30(日)

昔よく女性アイドルなどが,芸能界に入ったきっかけについて,「友達のオーディションについて行ったらその場でスカウトされた」とか「兄弟が勝手に履歴書を送ってしまって……」などと言っていました.大抵こういうのは公式プロフィールの一部で,無論そのほとんどは作り話でしょう(そのストーリーを構成する為のベースとなるような,断片的な事実群は幾らか存在していたかもしれない).早い話が一種の嘘なわけですが,何故そんなオハナシを創造する必要があったのか.以下想像です(かなり当たっていると思うが).アイドル,特に女性は,芸能界に強い執着を持つ人や,自分の容姿その他の才能に,強固な自信を持っているような人でなく,ごく普通の女の子(ここで指す『普通の女の子像』自体が既に妄想の産物のような気がするが)である方が,単純にその手のファン心理というか,需要に適っていた(あるいは事務所がそのように考えていた)からでしょう. しかし現実はそんなに単純ではない.大体,見物に行っただけのオーディション会場で,審査員の目に留まってしまうような容姿を持った少女が実在したとして,それまでの人生で周囲にどのように扱われ,どのような人格を形成しているかなんて,推して知るべしと言いますか,ある部分は想像に難くないでしょう.

今になってみてはっきり分かるのですが,芸能界に強い執着を持つ人や,自身の能力に確固たる自信を持つ人でなければ,ああいう仕事は続けられる筈ありませんね.「兄弟が勝手に履歴書を送る」どころか,「周囲のどんな反対を押し切ってでも芸能人を目指す」ような人がほとんどなんじゃないでしょうか. 元より私は,特定のアイドルなどに大きな関心を持った経験が無いのですが,今ではそのアイドルなどを,完全に「職業人」としてしか見る事が出来ず,子供の頃のような純粋な気持ちで,眺めることは出来なくなってしまいました.これは同時に,敬意を持って見ているという事でもあります.

私が言いたいのは,自信を持つことは決して悪いことでは無い,ということです.自信を持っている人の方が,きっと周りからも輝いて見えます. そもそも人間と言うものは,銘々が抱く手前勝手な心象風景で世界を構築しているものです.例えば日常生活において生じる,誰某が「美人である」・「カッコイイ」などという印象も,実は対象となる人物の顔の構造などと,単純に連動しているわけでは無く,ほとんどの場合,その人が演じるポーズや,置かれた役回りというような,二次的・相対的な要素に左右されてしまっている筈です(そもそも顔の美醜とは何ぞや,という話だが).従って,「私は美人である」という揺るぎない信念を持つ人は,往々にして周囲を圧倒し,やがて暗示にかけてしまうでしょう. 大デュマ(Alexandre Dumas)は,『おのれを信じないということは,敵の一員となり自分自身に銃を向けるようなものだ.彼が失敗するのは,誰よりもまず,彼自身が失敗すると確信したからに他ならない.』と言っていますが,実際そんなもんなんだろうと思います.


閑話休題.下は先週末にスタジオで撮った神田優花のカット. 近い内に詳細をお知らせすると思いますが,神田優花は今,新しいプロモーションを検討しています.一応全国的なものになる予定なのでご期待下さい.

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4/29(土)

唐突だが,私は重度のオッチョコチョイで,冗談では無く,まるでサザエさんのようである.仕事上のイージーミスなど日常茶飯事で,酷い時など電話をかける相手を間違えたりする次第です.こんな人間なので仕事も100%こなしているとは言い難く,周囲の寛容に甘えながら,何とか日々を過ごさせてもらっています. 因みにこれは年齢から来るボケではなく,若い頃から変わりません.脳に欠陥でもあるのかもしれないと思った事もありましたが,仮にそうだとしても,今後もこの脳細胞と付き合っていかねばならない事は間違いないので,いつしか悩むのを止めた. 私はこのような人なので,仕事で付き合う人などにも迷惑を掛けてしまう事が多いのですが,わざとやってる訳じゃありませんのでご容赦を.

話は変わって(どちらかと言うとこっちが本題だが),以下今週のスタジオでのカットです.写真は影山りさ.

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鈴木サヤカ.新作の発表に向けて,着々と新曲を制作しております.とりあえず今週のリハーサルの模様をUP.

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4/28(金)

いつものリハーサル風景をUP.
片飛鳥.今,立ち姿というか,歌う際のアクションみたいなものを練習していました.そう言えば神田優花なんかも,最初の頃はよくこういう練習してましたね.

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広瀬沙希.上がったばかりの新曲をチェックしてました. 初の音源も近い内に公開できそうです.収録予定の曲がとりあえず出揃ったので,これからジャケット類のデザインに入ります.

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4/27(木)

鈴木サヤカ「氷の刃」について. 試聴でもしてもらえば,すぐ分かると思いますが,この「氷の刃」,音に関しては,いわゆるchiptuneといったジャンルで括られるようなもので,楽曲としても,はっきり言って一般的なPOPSではありません.鈴木サヤカが<chiptuneアーティスト>として認知されてしまうと多少心外なのですが,今のところその手の作品が評判良かったりするので,事務所としては,マーケティング面を考慮して現在の路線を継続しているわけです.無論,鈴木サヤカの音楽的な引き出しはそれだけではありません. もし鈴木サヤカをchiptune系のアーティストとして知ってくれて,興味を持たれた方は,是非その他のレパートリーも聴いてみて下さい.

そう言えば,鈴木サヤカのMusicDeliでの前作「Very Sweet」も引き続き販売中です.まだ聴いてない方は,この機会に是非,新曲の方と合わせてチェックしてみて下さい.


4/26(水)

私はまだ実機で確認してないのですが,本日MusicDeliにて,鈴木サヤカの「氷の刃」がリリースされました.お近くのファミリーマート・スリーエフ等で是非チェックしてみて下さい.「氷の刃」の試聴等は楽曲解説ページでどうぞ.MusicDeliのブログでもリリース告知出てるみたいですね.

うちのアイテム(音源)を幾つか扱ってもらっている「music factory JETROBOT」(通販サイト)が,HPをリニューアルしてます. それはいいのですが,うちは,HP(ここ)内のあちこちのページからJETROBOTにリンクしてたもので,それらを全て新URLにリンクし直しました.まだ所々リンク切れとかあるかもしれません.あったら教えて下さい.


4/25(火)

相変わらずの過密日程が続いています.常に5〜6の案件を抱えているような状態なので,どうも頭の中がスッキリしませんな. とは言うものの,このハードスケジュールの中でも,音だけはしっかり作ってます.


4/23(日)

数日前にも触れてますが,今うちはイレギュラーな仕事が色々と入ってまして,とにかく多忙な日々を送っています.今から向こう1〜2週間ぐらいは,外回りで事務所にいられない時間も多そうです.

下の写真は先週の神田優花のリハーサルの模様.

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4/21(金)

たった今スタジオから戻ってテキスト打ってます. 本日,佳乃の新曲の歌録りでした.一応一通り録ってはみたのですが,録り終えたテイクに本人が納得行かなかったみたいで,後日,再度レコーディングすることになりました. 傍で聴いてた限り,私にはそんなに悪いものでも無かったように思えたのですが.

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4/20(木)

明日のレコーディングに向けた,仕込みの合間に更新です.

諸事情ありまして,今事務仕事に追われています. 学生の時から履修届けなどが面倒で大嫌いだった私は,昼間からお役所関係の庁舎を行ったり来たりするという,あまり慣れない作業に辟易しております.


4/19(水)

印象として音楽屋は,クリエイターなどと総称されるデザイナー等と比較した場合,仕事に費やした時間の割に仕上がる作品の絶対量が少ない. 私はここ数年来,一応デザイナーの真似事をしているのですが,音作りに比べ,その作業効率の良さに感動すら覚えます. 決定的な違いは,<検証に時間軸を要するか否か>に尽きます. トータルタイム5分の曲をチェックしようとすれば,当然ですが最短でも5分間掛かります.絵なら一瞬ですが. サンプルベースでドラムキットなどを組む時などは,膨大な数のワンショットサンプルを一々吟味します.マルチで録った音を,1トラックづつアタマから終わりまで聴いたりしますし,エフェクトの効果を検証する為に,ドライ音とウェット音を聴き比べたりもします.要するに何かと時間が掛かるのです. 音楽やデザインを始めとする<モノ>を作る際のコストは,原材料費・消耗品代,機材類の償却費等だけでなく,当然人件費をも含むわけですが,音楽制作は技術者を拘束する時間がとにかく長いのです.物にも因るでしょうが,一般的にCDなどを作ろうとすれば,ジャケット類より原盤制作に金が掛かりますが,ある意味当然です. 何故このような事を延々と述べたかと申しますと,私の仕事が遅いのは,単に要領が悪かったり,怠け者だったりするせいだけではありませんよ,という言い訳がしたかったからです.


4/18(火)

ゴッホ(1853-1890 オランダ)の描く絵は決して写実的ではない.仮にベラスケスやルーベンスの描くような絵が「上手な絵」ならば,ゴッホの絵はそういった基準においては下手な絵です. ゴッホ存命中も,同時代人の彼の絵に対する評価は厳しく,生前,彼の絵はたった一枚しか売れませんでした. そしてある時,ある人がゴッホ本人に「どう見ても私には,あなたのデッサンが粗雑にしか見えないのですが」と言うような事を恐る恐る訊いたところ,ゴッホは決して機嫌を損ねず,微笑を浮かべながら「いずれあなたの考え方も変わるでしょう」と答えたそうです. そして彼の死後,その絵画は不動の評価を得る.

私は,絵描きに限らず,表現者というものは,かくあるべきだと考えます.周囲が下す,その時その時の評価に右往左往するのでなく,自分の中に絶対的な価値基準を持つべきです.更に言えば,自分自身ですら良いと感じていないものを世に出す行為は,極力控えるべきだと考えています.言うまでも無く,これは「世間の評価を無視しろ」と言っているのではありません. 私は,自分自身で良いと感じた音楽が世間に評価されなくても,最終的にそれは仕方ないと思っているのです.

因みに,ゴッホと上のやり取りをしたのは,ケルセマーケルス(Kerssemakers)という歴史上あまり有名でない人物なのですが,彼程度にでも真摯に創作物と向き合っている人が,今の日本にどれだけいるでしょうか.


4/17(月)

何日か前にお知らせしたんですが,「うたまっぷ」という歌詞検索サイト内のアーティストクリップというコーナーで,鈴木サヤカを紹介してもらいました.その「アーティストクリップ」で使用している鈴木サヤカの写真(←これ)についてです.

アーティストページ(このサイトの事です)を始め,「LISTEN,」のブックレット,雑誌の記事・広告,更には前述のアーティストクリップでさえ使い回している始末なのですが,言うなれば,あれは勝負写真なのです.よく一般のタレントで,イベントのフライヤー作ったりする際など,事ある毎に使われる定番のアー写(注:アーティスト写真の略)があるのですが,早い話がそれなのです. 一応,鈴木サヤカは現在に至るまでの活動の中で,曲がりなりにもそういうカットが出来たので,良かったと言えば良かったのですが,困ったことに神田優花にはまだそれがありません.どう対処しているかと言うと,アー写が必要になる度に適当なものを事務所で選んでいます. まあこういうのは本当に偶々なのでしょうし,定番写真があったとしても,一度選んだものが何年間使用に耐えられるかも分かりませんので,別に大した問題では無いのですが.


4/15(土)

以前,竹中平蔵さん(総務大臣・郵政民営化担当大臣)が何かの番組で,
『小泉内閣が構造改革をやると言った時,多くの人が「絶対に出来っこない」などと言って反対したが,彼らは「自分ならとても出来ない」と思うからそんな事を言った.一方,我々は「自分達ならやれる」と思っていた.物事は「やれる」と思っている人間にやらせるべきである.』

概ねこのような内容の発言をしていました. 彼の言う構造改革の是非についてはさておき,上記の発言内容については共感してしまうところがあります.

歌や芸能の世界もきっと,「自分ならやれる」と確信している人が成功していく世界です.成功を確信してさえいれば上手く行く,といったような甘い現場ではないでしょうが,少なくとも,自分自身で「私ごときが歌手になれるだろうか」などと疑っている人が成功を収めるのは難しいような気がします(無論,これは歌だけに限った話ではあるまいが). 虚勢を張ることなく,心底自分の将来が光り輝いて見えるような人でないと,こんな無謀な所業,為せないように思えてなりません.


4/14(金)

今週のスタジオ写真をUPするついでに近況報告.

広瀬沙希,レコーディングでした. これで3曲目の歌録り,もうすぐ初の音源も発表できる予定です.ご期待下さい.

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鈴木サヤカ,リハーサルやってました. 新曲も順調に仕上がってますので,夏頃には次のタイトル出せるかもしれません.26日発売の新曲「氷の刃」もよろしく.

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神田優花は相変わらず新曲「RACHEL」を推敲してました. 特に現時点で報告できる程の進展は無いのですが,今「マインドスケープ」(1stアルバム)の新たなプロモーション案を練っています.こちら詳細が決まり次第報告しますので,お楽しみに.

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影山りさ. 今ハイペースで歌唱技術その他,色々な事を吸収しているところです.近い将来,どんな形になるか分かりませんが,露出していくと思いますので,その時はよろしく. 以下は今週のリハーサル風景.

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4/13(木)

今日はこれからレコーディング,仕込みの合間に更新です.

ここ最近何をやっていたかと言うと,ひたすら曲作り. とりあえず思い付いたアイディアは,大雑把にでも音にして留めておかないと気持ち悪いのです.リリースしている作品こそこんなものですが,作り置きのトラックは日に日に増えつつあります.条件さえ合えば,いずれ畳み掛けて発表して行きます.


4/10(月)

「作曲家になるには」「私はこうして歌手になった」「音楽業界に就職する方法」など,大き目の本屋にでも行けば,必ずと言っていいほどこういう趣旨の本が並んでいます.斯く言う私も学生時分などには一通り目を通したものですが,この手の書籍やその筆者を,私は基本的に信用しません. この手の本に記された内容が「何らかの着想を得るヒントになる」とかなら分からなくもないですが,具体的なメソッドに言及しているわけではないでしょうから,どうせ読むならその辺は割り切った方がよろしいかと.

日本の室町末期,いわゆる戦国時代は,下克上などという言葉に象徴されているように,身分制の秩序が乱れに乱れた時代と言われてます. 尾張の百姓の息子だった豊臣秀吉が天下を取ったのは,その総決算とも言える事象なわけですが,彼は天下を統一するやいなや,太閤検地・刀狩りといった施策を即座に開始します.歴史学で言うところの<兵農分離政策>ってヤツなんですが,要するに,農民から武器を取り上げたり徴税の為の体制を整備することによって,足軽などという階層の大部分を帰農させたことになります.同時に軍人も職業化し,その身分を固定した. 平たく言うと,彼は<二度と第二の秀吉が出現してこない世の中>を作る為に躍起になっていたわけです.豊臣秀吉は間違っても「私はこうして天下を取った」などという著述を親切に残してくれたりしないですね.

余談ながら,「天下の取り方」とは言わないまでも,その手のノウハウが売り物にされた例が,過去において絶無だったわけではない(むしろ無数に存在したであろう).「甲陽軍艦」なんて,その最たるものだろう.甲州流軍学は,江戸期に一時隆盛を極めるが明治後忘れ去られる.何故忘れ去られたのか興味ある方は調べられたし.

私は魔法の様な手練手管など持ちませんが,今まで現場で培った,時間相応の知識・情報ぐらいはあります.しかし私でさえ,実際の経験の中からやっとのことで得た知識や技術の核心部分を,赤の他人に易々と分け与えたりしません.高がそんなものでも,私なりに犠牲を払って得たものだったりするからです.また将来もし,それこそ魔法の様なノウハウを知り得たとしても,それは少しでもうちの音楽を売る為に使います.不特定多数に向けた読み物などにして,一冊千円やそこらで本屋に並べたりはまずしないと思います.


4/8(土)

歌詞検索サイト「うたまっぷ」内の「アーティストクリップ」のコーナーで,鈴木サヤカが紹介されています. 「うたまっぷ」は無料でJ-POP系の歌詞をチェックできるサイトです.似たようなコンセプトの雑誌(流行歌の詞やコードネームが載ったカラオケのガイド本)が幾つかありますが,あれのWeb版だと思ってもらえればやや近いかと. 下にリンク貼ってますので,よかったら見てみて下さい.

「うたまっぷ」 → http://www.utamap.com/


4/7(金)

何だか恒例になってますが,今週のリハーサル風景をUP.

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神田優花,新曲「RACHEL」のリハーサルでした.少々この曲は難航してますが,いずれは間違いなく発表しますので,ご期待下さい.

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4/6(木)

今更言うまでも無い事だが,私は音楽が好きである.自分の人生を質草に入れてまで打ち込んでしまっているぐらいなので,とにかくかなり好きなのです. 何故好きなのか,その理由は,こういうものの常で上手く説明できません.Dr.Dreという音楽プロデューサーが自身のソロアルバムを発表した際,何かのインタビューで「良いと思えるHIPHOPアルバムが見当たらなかったから,自分で作った」みたいな事を言っていたのですが,その気持ちには一定のシンパシーを感じます.要するに私も自分で聴きたいと思える音楽を作りたいのです. で,実際の制作現場において,日頃そのように心掛けてはいるのですが,常に自身で納得できる作品ばかり仕上げられるわけではありません.それは場合によって締切り・納期だとか予算だとかいった面倒な制約があるからに他ならないわけですが,そういった艱難が我々について回る原因を突き詰めると,要は<金が無いから>という単純な理由に落ち着きます.基本的に私はお金がそんなに好きではないつもりなのですが(実際私生活においても,散財したくなるような衝動がほとんど起こらない.),現実はそれなりにシビアで,私の性格とは裏腹に,どうしてもお金に無関心ではいられません. ドストエフスキーの「死の家の記録」の中に,「貨幣は鋳造された自由だ」という一節があるのですが,まあ言い得て妙と言うか,今の私は身につまされる思いですね.


4/4(火)

朝からずっと編集作業やってます. 昨日,機材類の買出しで午後から出てまして,取り掛かる予定だった作業に手をつけられませんでした.他にも色々あって,今仕事が全体的に押し気味なのです.

昨日,機材屋をあれこれと物色していて思ったのですが,うちはもう少し,ボーカルテイクを補正する環境を強化する必要があるような気がします.現状のスペックでもある程度の修正には対応できるのですが,この手の技術はまさに日進月歩でして,ほんの1〜2年の間に物凄くツール類の精度が上がってたりします. しかしながら予算にも限りがあるので,新しいソフトがリリースされる度に導入するわけにも行きませんし,かと言って,毎度必要になったその時に購入するってわけにも,それはそれで行かないのです(オペレーションの要領を掴むのにも,それなりに時間は掛かるので). こういうタイミングは難しいですね.

余談です. 歌い手にも因りますが,実は私はここ最近,ピッチ・リズムの補正を極力施さないように心がけています.出来ればダイナミックレンジなども,極力原形を残したいと思ってます.要するに自然なボーカルに仕上げたいのです. 明らかに音程外してるフレーズなんかは,基本的にレコーディングの段階で録り直します.無論,リズムにおいても然り.それでもなお目に付く粗は,程度にも因りますが,残したままでも良いかと思ったりします.補正ツール類は,使わないならそれに越したことはないような気がしているのです(別に上の話と矛盾は無い.技術を持たないのと,あえて使わないのは違うので). ついでに,くどいようですが,これらはあくまでも歌い手に因る話です.手を加えないと売り物にならないボーカルテイクも沢山あるので.


4/1(土)

最近のこのページを読み返してみると,歌で食べていくことを「奇跡を起こすようなものだ」とか,「雲を掴むような話」などと表現してますが,そんなに絶望的な気分で日々を過ごしている,と思われるのも心外なので補足を.

歌手として売れるなんて,至難の業だろうと当然思いますが,それと同時に,心のどこかで「もしかしたら奇跡が起こるかも」と私はいつも思っています.英語で言うところのambivalenceの心境なのです. 私は,うちのアーティストをメジャーな存在にしたい.たまらないほどに日々そう思っています.皆それぞれにがんばっているので,できることなら全員売れて欲しい.そして,贔屓しているわけではありませんが,中でもとりわけ神田優花には売れて欲しい.うちが事務所として初めて扱ったアーティストだし,音作り・プロモーションに関しても,全精力を傾けています. 現状.我々が持てる音屋・事務所としての能力の粋を集めてバックアップしている以上,神田優花が評価されなければ,他が後に続きようもない気がするのです.


3/31(金)

今週のリハーサル&レコーディング風景.
片飛鳥,新曲の歌録りでした.前作「キラキラ」も好評発売中です.
鈴木サヤカ,本日リハーサル. 来月末(4/26)にリリースが決まった,新曲「氷の刃」の方もよろしくお願いします.

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神田優花. 新曲のリハーサルを続けています.今度の曲は,差し当たって今後の神田優花の活動の軸にして行こうと思っている作品なので,リハも普段より入念なのです. 別に今までの曲をいい加減に作ってたわけではありませんが.

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3/30(木)

今日は仕事開始早々,とある業務上のミスをしてしまい,朝からブルーです.

鈴木サヤカの新曲,「氷の刃」のジャケ画像(ディスプレイ表示用データ)上げてます. 今回は,かれこれ3パターンぐらい試作しまして,紆余曲折を経て下のジャケに決まりました.Infoにもありますが,発売は来月末,4/26(水)になります.前作「Very Sweet」も現在引き続き販売中です.2曲とも是非聞いてみて下さい.

氷の刃

因みに,上のリンク先の楽曲解説ページ内にもあるのですが,以下に一応試聴用のMP3もUPしてます.Famiポート等の端末試聴用の音とは別の部分を切り取ってみました.

氷の刃」(0:30/MP3)

昨日,所用があって麹町に行ってたのですが,もう4月になろうかというのにまだまだ外は寒いですね. 私は人と会って話すと,音作る作業の倍ぐらい疲れる質なのですが,いつもスタジオに籠りきりだと際限なく浮世離れしてしまいそうで,精神衛生上,たまの外回りも良いのかもしれないと思ったりはします. しかし,あくまで私は深海魚のように音だけ作っている方が性には合ってますな.


3/29(水)

来月末になりますが,鈴木サヤカの新曲「氷の刃」をMusicDeliにてリリースする予定です.この曲はいわゆるChiptuneという奴ですね.例の如くnsfプレイヤーのみでオケを作ってます. 詳しいことはもうじきInfoのページでお知らせします.お楽しみに.


3/28(火)

私が二十代半ばの時,とあるプロダクションに勤めていた頃の話です. そこは事務所と養成所を兼ねているようなところだったのですが,レッスン生の中に,異様にレッスンを嫌う人がいました. 当時の私はトレーナーではなかったのですが,要はボイトレがもどかしかったようで,常日頃「早くプレゼンやれ」「早くデビューさせろ」「プロモーションやってくれ」といった意味合いの事を言っていました.そしてその要求に事務所は応えられず.結局私の知る限り,最後までぼやいてばかりでした(私はその事務所を辞めたので,その人がその後どうなったのか知らない).

「事務所が何も(特にプレゼンテーションを)やってくれない」「レッスンがかったるい」というような苦情は多いようで,実際私もよく,直接あるいは間接的に耳にします. 一々個別のケースについて熟知しているわけではないので,何とも助言のしようもないのですが,事務所側にも言い分はあるだろうと思います. 歌唱力その他,パフォーマーとしての技量に欠けている人間を自社製品(タレント)として売り出すことに,事務所自らが何らかの躊躇いを感じているとしたら,それも一種の<良心>です. 今の私は営業マンとして,色んなところにアーティストのプロフィールやサンプル音源持って回ったりしますが,あまりに実績に乏しかったり,技術水準が一定に満たないものを売り込む行為に,正直一抹の羞恥心・罪悪感を覚えます(だから基本的にはやらないのだが).

私はライターとして,自分の作品を事務所などに売り込んでいた時期があります.また,たまたまそういったデモテープを聞く立場になった経験もあります.大雑把に言えば,私は両方の立場になったことがあるので,ある程度公平に事態を評価できると自負しているわけです.

因みに,大手の事務所などが,新人をいきなり大々的に売り出すことも無いわけではありません(世間が認識しているほど本当にずぶの素人であるかは別として).ですが,言わずもがなこれは何十万人に一人の天才におけるケースですね.自分の境遇がそれに該当しないのを嘆く事ほど非生産的な行為は無いように思います. 芸能人(とりわけ歌手等のミュージシャン)に実際になっていく人は,周囲(主に親)が幼年期からの英才教育を施している場合が多い.無論,相応の(時に莫大な)投資の下に,である.自我が確立するような年頃になって初めて「芸能の世界を志したい」などと自主的に思ったとしても,その時点で既に遅過ぎるケースがほとんどなのだろうと思われます.仮に,稀有な僥倖を得て成功したとしても,それは<特例>に類することであろうと.

自分を取り巻く環境が上記のようなものでなく,また自身が数十万人に一つの才能を持たされていない場合,どうすれば良いのか. 諦めないのであれば,その数少ない<特例>の椅子を目指して努力するしか無いでしょう.雲を掴むような話ですが,地道にレッスン受けたり,作品を作っては公開したり.やり方はそれこそ各人の属性によって様々,千差万別だろうと思いますが. 言うまでもなく,私はこれらの努力が,大抵は徒労に終わるであろうことも分かった上で以上の事を述べています. また,徒労と表現しましたが,それは最終到達点を<芸能人として売れる事>に置いた場合です.単に歌を歌ったり,作品を仕上げる行為そのものが好きな人は別です.私自身は間違いなく後者です.常に「売れたい」と思っていますが,その主な理由は,『音楽を制作する為の環境が今以上に整うであろうから』に過ぎません.「好きだから続けているだけ」という人の中に,偶然才能や運があって売れてしまう人もきっといます.と言うか,結果として売れる人って,ほとんどそっちなのではないかという気さえします.


3/27(月)

神田優花の新曲「RACHEL」について. 実を言うと,今月はアタマからほとんどこの曲に時間を費やしてました.今やっとバッキングトラックが9割方完成したところでして,マスタリング終わるのは,早くても多分来月の後半です. リリース等に関しては現時点では何も決まっていないのですが,2ndアルバムが出るとしたら,この曲が軸になるのではないかと思っています. それぐらい気合を入れているナンバーなのです.


3/25(土)

今週のスタジオ風景をUPするついでに,諸々の進捗状況を報告.

神田優花,新曲「RACHEL」の制作に入っています.前作「予感」以来,約半年振りの新曲になります. ここ最近,神田優花はずっと歌唱技術を磨く事に専念してきましたので,その成果が出てれば幸いです.来月にはレコーディングに入ります.お楽しみに.

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片飛鳥. 来週新曲の歌録りをします.今日はその新曲の最終リハってことになります.

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広瀬沙希. 新曲の歌詞が上がりまして,近い内に歌も録る予定です.早ければ4月末〜5月アタマくらいには,音源も公開できると思います.詳細はまたこのページでもお知らせします. 因みに今日リハーサルだったんですが,あんまり良いカットが無かったので写真は上げてません.

影山りさ. 今はまだレパートリーも無く,要するにレッスンの段階です.とにもかくにもリハーサルを続けています.なのでリリース情報なんかも現時点では全く無し. 将来的には音も出して行くと思いますので,その時はよろしく. とりあえず今回も写真だけ公開.

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3/24(金)

ここ数日の間もいつものように曲を作っているのですが,あまり作業が捗ってません. 今作っている音に関しては,特に納期が設定されていないのですが,この<期日なしの音>を作るというのは,厄介なもんです. 別に誰かに急かされるわけでもないので,自然作業は冗長になってしまいがちなのですが,しかしながら,企画を立ち上げてプレゼンテーションしていくのも立派な仕事なわけです.プレゼンなんて自主的にやらなければ,急かされもしない代わりに実入りも無くなるわけで,つまりは,自らを律する緊張感を要する作業なのです.この辺,競争社会の厳しいところですね. 社会主義国が羨ましく見えてしまうことすらあります.


3/21(火)

本来今日は祝日ってこともあって,私も人様並に休みを貰うつもりだったのですが,急遽ミーティングが入りました. ついでなので,今溜まっている事務仕事を片付けているところです.


3/18(土)

以下,今週のリハーサル風景です. 特にコメント等は無し.やる気なくてすみません.

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3/17(金)

歌手になる方法について. 言うまでも無い事ですが,歌で食べていく方法など,私ごときには分かりません.とても難しいらしいという事ぐらいは何となくイメージできますが.
例えば学校の勉強が出来たとしても,最高学府(国内なら東京大学あたりでしょうか)に合格するなんて芸当,容易でないでしょう(私は秀才であった試しがないのでよく分からないが).しかし東大生なんて,多分毎年何千人も生まれているでしょう. 歌手の場合,デビューするだけでも年間200〜300組ぐらいでしょうか(無論,絶対数だけでの単純比較は出来ないが). また,その内食べていける人なんてどれぐらい出るものでしょうか.どういう資料・統計に基づいて出した倍率か知りませんが,一説によると,アーティストが10年CDを出し続けていけるケースは,一万に一つぐらいだそうです(計算が合わないような気がするから,それぐらいの偉業であるというレトリックだろうと思うが).デビュー出来るというだけでも,稀有な資質の持ち主ばかりなのだろうに. 芸能人なんて,多少の例外はあるにせよ,常に売れ続けていなければ食えない筈です.単に歌が上手ければ良いというわけでなく,また単に容姿が美しければ良いというわけでもなし.他人から「人並みはずれた魅力」を感じてもらえる方法,そんなもの分かれば誰も生きて行くのに苦労しませんね. 弁護士になりたければ司法試験,医者になりたければ医師国家試験にパスすればいい.難易度はさておき,大抵の職業には基本的に「なり方」というものが存在しているものなのですが.

「歌で食いたい」という人が,毎年我々の目の前に現れます.そしてその度に,「無理だろう」と常識的に思います.「東大に入りたい」どころの話でなく,「奇跡を起こしたい」と言われているわけです.私は普通の人ですから,当然物事に対する観測も,常識的なものになりがちです. おそらく歌手になるのに王道はないでしょう.100人歌手が存在するなら,100人が100通りの奇跡を起こした結果なのでしょう.

親鸞聖人は弟子の唯円に<極楽浄土の存在にイマイチ確信を持てない>というような意味合いのことを言われてしまいます.そこで親鸞は「私もそうだ」と答える. そして別のくだりに(以下歎異抄の原文のままですが),

「親鸞にをきては,ただ念仏して弥陀にたすけられまひらすべしと,よきひとのおおせをかぶりて,信ずるほかに別の子細なきなり.念仏は,まことに浄土にむまるるたねにてやはんべるらん,また地獄におつべき業にてやはんべるらん,総じてもて存知せざるなり.たとい,法然聖人にすかされまひらせて,念仏して地獄におちたりとも,さらに後悔すべからずさふらふ.」

とあります. 要するに「念仏を唱えたといって,極楽往生できるかどうかなんて知らない.私は敬愛する師の教えを信じた.もし騙されていて,地獄に落ちたとしても後悔は無い」と言っているわけです.そして「念仏をとりて信じたてまつらんとも,またすてんとも,面々の御はからひなり(教えを信じるかどうかは,自分自身で決めたら良い)」と結んでいます. もう疾うに歴史の中の人なのですが,私はいつも親鸞に友人を感じます.

ここまで読んでなお「歌の世界を志したい」と思った人,貴方には是非とも歌の世界を志してもらいたい.そしてもし,現場を同じくする機会があるのなら,我々は微力ながらそのお手伝いがしたい.


3/16(木)

昨日のこのページで,新曲のギター録りをやっていた旨触れていますが,今回の曲はエレキとアコースティック(エレアコ)両方録りました. エレアコはいつも使っているもの(それ一本しかないので),エレキは先日神田優花の撮影の際,小道具として使ったレスポール(リイシュー)を使いました. そのレスポールはここ数年来,録音には使用していなかったのですが,そのスチール撮りの際,撮影現場の隅で暇潰しに弾いていたら,存外弾き心地が良かったので,今回オケ作りに採用しました. 今までの神田優花関係の音については,バッキングで使用している歪み系のギター音はほとんどテレキャスです.

上の曲について,まだ無駄話は続きます. ドラムトラックに使用する予定の音源(サンプルプレイバック系の)がありまして,最近の製品の過剰と言ってもいい位の親切設計に,逆に如何なものかと思わされたりしています.と言うのも,標準でランダマイズ機能みたいなものが付いていまして,どういうものかと言うと,例えば,生身のドラマーがフィルなどでスネアを連打した場合,右手と左手では腕力やスティックがヘッドに当たる際の位置・角度などが違う為,当然音のニュアンスも微妙に変わるわけですが,その辺を再現してか,連続するノートデータ(同一音程の)に対し,ご丁寧にも,わざわざ別々のサンプルを交互に割り当てたりしてくれたりするのです.人によっては有難い機能なのかもしれませんが,はっきり言って私には余計です(入力するフレーズにも因りますが). パラディドルの雰囲気とか出せないじゃないかと言いたくなる.

そう言えば私は,今更ながらリズムアレンジ(いわゆるルーディメンツ)について勉強中です.うちは,ドラマー呼んで生で録るという作業をほとんどしないので,必然的にリズムは打ち込み中心の音になるわけですが,私自身がドラムを叩かないので,オカズなどの引き出しが,おそらくはかなり貧困なものになっているかと思われます. 早い話,その辺りを解消したいわけです.


3/15(水)

新曲(神田優花の)のギター録りやってました.今度の曲はシンセ類のパートが少なめで,全編通してギター中心の作品です.音は粗めに聞こえるかもしれません. 夏頃にはリリースしたいところなのですが,この辺はプロモーション的なタイミングもあるのでまだ分かりません.


3/13(月)

実はここ最近,ずっと一つの曲(神田優花の新曲)を作っていました.正確に言うと,まだ完成してません.ただ,ある程度は形になってきたので,今後は,少し寝かせてから推敲していくつもりです.私はこの曲が頭をよぎったせいで,先月末から全ての作業が覚束ない状態でした. 順調に行けば,来月ぐらいには歌も録れると思います.


3/12(日)

大した更新のネタも無いので,いつもリハーサル風景をUP.

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3/10(金)

曲作ってました. 私は作業の中断の仕方がよく分かりませんで,一旦没頭し出すと止まらなかったりします.体調を壊してしまうぐらいに. 私はややもすると,自分が納得できる作品が残せるのなら,つい他の事なんて全てどうでもいいと思ってしまいがちです.


3/6(月)

作詞について. 私は仕事柄,人の書いた歌詞をよく読みます.そして歌詞を読む事によって書いた当人を知ります.文章というのは,本人の意図を超えたところで書いた人の心中を浮き彫りにしてしまうものなのです. 無論,ある程度読み手の忖度あっての話ですが.

私はここ数年来,ある変化を感じています.その変化とは,<周囲の人が,こちらが想像していた以上に私の性格を知って(把握して)いたりする事>.一方,私は相手の事をよく知らなかったりする.何故そんな現象が起こるかと言うと,単に私が数年前からこのページで日記を公開し,相手はそれを読んでいるからに過ぎません.自然,私が日々何を考え,どういう語彙を持ち,どういう思想に根ざして行動しているか,嫌でも大掴みには理解できてしまうのだろうと思います. 普通,毎日のように共に時間を過ごしている相手でも無い限り,他人の事なんて,趣味や嗜好すらよく分かりません.もっと言えば,家族や同僚などでも,思想性なんて本質的に理解してくれているかどうか極めて怪しいものです.
織田信長という日本史上の巨人がいます(知らない人もいまいが). 彼は1582年に本能寺で非業の死を遂げますが,もし運良く生き長らえて天下を統一していたとしても,結果どのような体制を樹立していたのか,学者にもよく分からないそうです.理由は彼が自らの手による文章(国家構想に関する)を残していないからです.後世の人は,彼の生前の言動や同時代人の行動原理など,僅かな断片を基に類推するしかない状態なのです.マキャベリなどはその正反対のケースで,後世の多くの人が彼の思想を理解,あるいは共有しているのは,彼が自身の思索を精密に記録(著書として)しているからに他ならないわけです.

話が逸れました.歌詞を書く事は,手っ取り早く自分を相手に理解してもらう手段になるかもしれませんが,それと同時に,下手すると自身が抱える幼稚さなど,マイナスの部分までをも活写してしまう結果になりかねません. 作詞というの怖い作業でもあるのです.


3/5(日)

今日のこのページには,本来別の文章を載せるつもりだったのですが,出来上がったテキストの内容に上からのチェックが入りまして,あえなくNG(掲載不可)となりました.よって以下の当たり障り無い話題に続きます.

神田優花の「Kiss me bye」,昨日までのオーダーにつきましては,既に商品発送済みです.場所にも因ると思いますが,週明けにはお手元に届くかと思われます.

ここ数ヶ月の間に,マスタリング済みの未発表音源が増えてきました.今どの音をどのような形で公開するか,いわゆるリリース計画を考えています.しばらくしたらリリースラッシュになるかもしれません.お楽しみに.


3/2(木)

神田優花の「Kiss me bye」とりあえずこのHPの通販フォームから購入できるようになりました.よかったら是非聴いてみて下さい.

ついでにいつものスタジオ風景をUP.

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3/1(水)

最近は多少沈静化したのかもしれませんが,音楽業界は何年か前から,カバー曲や再リリース,過去のヒット曲集(コンピレーション)・ベスト盤などのリリースが相次いでいました.ある程度セールスが見込める(イニシャルが読める)からなんでしょうが,こういう同一音源の再生産路線というのは,長い目で見れば業界全体にとって決して好ましい傾向ではありませんね.これをやり過ぎると確実に市場規模は縮小に向かうでしょう. 例えば出版の世界でも,過去の名作の再出版みたいな企画は多いようですが,業界が良い新人を育てるよりそちらに力点を置くようになってはマズいような気がしますね.そんな事は当の業界自身が一番よく分かっているでしょうが.


2/27(月)

週末は全然休めませんでした. 今,神田優花の音源作ってます.タイトルは「Kiss me bye」,税込予価¥1,260. タイトル曲「Kiss me bye」(未発表)と昨年末にMusicDeliでリリースした「予感」(現在も引き続き販売中)の2曲を収録.完成後はこのHPからも注文できるようにします. このタイミングで音を出すのに深い意味はありません.ここ最近,神田優花のリリースアイテムは販売形態が特殊だったこともあって,一部聴けなかった人もいたようですので,とりあえずは聴ける形のものを入手できるようにしようと思いまして.


2/25(土)

鈴木サヤカの新曲について. 今リリース計画を練っています.多分近い内にいくつかアイテムを出すと思われますが,候補曲等,現在絞っているところです.最近録った中に,オケをnsf playerだけで作った「氷の刃」という作品がありまして,今のところ,これを中心にプレゼンテーションして行きたいと考えているところです.まあどうなるかよく分かりませんが. あと,音を出すならプロモーションも一応は考えないといけません. くどいようですが私は音屋なので,プロモーション等の営業活動は苦手です.こういう面倒な事を考えずに済む体制にならないものかと,つくづく思ってしまいます.


2/24(金)

神田優花について. 新しい音源を作ろうと思ってます.ここ最近のリリースはデータ物(ダウンロードアイテム)が多かった上に販売方式も特殊だったもので,購入できる人が限られてしまい,一部の人から,平たく言えば「買えない」・「聴けない」といったご意見をいただいてました. 事務所としても耳が痛い話なので,どうにかメディアごと買える形態を模索してますが,販路などどうするかは現在検討中です.うちのHPでの通販のみとかになるかもしれません(色々と事情があるもので). 収録曲(予定)は,過去にMusicDeli等のダウンロード販売にてリリースしたアイテムに,未発表曲を加えたものになると思います.とにかく今デザインやってる最中ですので,販売開始する際はこのページでもお知らせします.


2/23(木)

今週のスタジオ風景. いつものリハーサルの模様です.

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2/21(火)

宣材類を作っていました.プロフィール等に使っている写真の一部が,時間的に随分古いものになってきたりしているので,ここらでまとめてリニューアルしようかと思いまして. 宣材って,主にプレゼンテーションに使うもので,いわゆる商品(売り物)ではないので,普通は一般に出回らないものです.だからほとんどの人は何言ってるか分からないと思いますが,活動始めてからある程度時間が経ったアーティストは,最初の頃(活動開始時)に作ったプロフィールが宣材としての意味を成さなくなってくるのです.

神田優花の過去の作品の中で試聴できないものが幾つかあったので,今更なんですが試聴用のMP3を作りました.2004年にMusicDeliでリリースした「Deja-vu」・「changes」と「Deja-vu」のリミックスの計3曲分,前の2曲は端末上での試聴用ファイルとほぼ同尺です. 因みに,この3曲は現在でも一応入手可能です.このHPの通販用フォームから購入できますので,よかったら是非聴いてみて下さい.

Sample[MP3]


2/20(月)

ここ最近,神田優花は歌録りをしていません.そもそも新しい曲自体を作っていないわけですが,それと言うのも色々と事情があってのことです. 何度かこのページでも触れてますが,現在神田優花は,歌唱技術を一段階レベルアップする為の指導を受けています.因みにそのレッスン内容は事務所謹製,一応他所では受けられない代物です(私がトレーナーでは無いが).

良い機会なのでレッスン(ボイストレーニング)について書き留めておきます. そもそもうちはカラオケ教室ではないので,業務内容に,月謝を貰って歌のレッスンを施すといったサービスを用意していません.基本的に歌唱指導は,希望者に対し,あるいは事務所の判断にて無料で行っています.将来的にもずっと無料のままか分かりませんが,現時点では無料である以上,当然誰にでも施すサービスではありません.またその内容は,一般的に世間で行われている所謂<ボイストレーナーによるボイストレーニング>といったものではありません.レッスン(と呼んで良いのか不明だが)内容は,我々(と言うか主にうちの代表)が今まで音楽制作,あるいは事務所業に携わってきた中で得た,歌に対するヒント・着想をカリキュラム化したものです. あと強いて言えば,リハーサルとレコーディング(歌録り)を中心とした,音源制作における一連の作業がそれを補完しています(因みに,この工程は私がイニシアチブを取って進める).

私共は,良くも悪くもボイストレーナーではない(歌い手ですらない)ので,その手の教則本,あるいは自身が受けたレッスン内容を無批判に踏襲しているだけのようなレッスンは行いません.現場で得た方法論・信念(少々大袈裟だが)に基づいた指導のみを行っています,私について言えば,主にディレクター・エンジニア的見地からのアドバイスになります.具体的な内容については,一種の機密なのでここでは触れません. 効果の程についても,当然個人差があるし保証の限りではありませんが,うちのアーティストの音を色々聴いてみて,歌の変化をどうか検証してみて下さい.


2/19(日)

先日,鈴木サヤカの「迷路」という曲をレコーディングしました.歌のメロディーがダイアトニックのスケールを徹底して無視したラインになっている,という少し実験的な作品です. トータルで2分弱しかない短い曲なのですが,それでも聞かせどころというのが,要は歌メロのアタマ1〜2小節でして,作品の意味するところとしては2分弱でも長過ぎるのです.なので曲の後半部分など,少々冗長に感じられるかもしれませんが,その辺はご容赦を.当該楽曲は鈴木サヤカの次回作に収録予定です.


2/18(土)

音楽活動を続けられない人について. 事務所業的なことをやっていると,扱っている人の中から,必ず脱落者が出てきます.思うように作品制作ができない,アイテムが売れない,周囲の理解が得られない,経済的理由,その他様々な事情によって,アーティスト本人が音楽活動に対する情熱を維持できなくなるケースのことを言っています. そういう人に対する我々の態度は常に一貫していて,基本的に本人の意思を尊重しています.要するに,音楽活動をやめたい人を無理に引き止めることはありません.
人は好きなことをやって生きていけば良いと思いますので,音楽活動が苦痛ならやめるべきだし,別の活動スタイルに魅力を感じているなら,最終的に自分の望むスタイルを選択すればよろしいかと思う次第です.

徒然草(兼好法師)の第三十九段にこんな話があります.

或人,法然上人に,「念仏の時,睡にをかされて,行を怠り侍る事,いかがして,この障りを止め侍らん」と申しければ,「目の覚めたらんほど,念仏し給へ」と答へられたりける.いと尊かりけり.

「念仏を唱えてたら眠くなる時があるけど,どうしたら良いか」と質問された法然(浄土宗開祖)が,「目が覚めた時に念仏すれば良い」と答えたという,たったそれだけの話です. 我々も法然上人と同じで,歌なんて,歌いたいと思う人が歌えばいいと思っているわけです.


2/17(金)

とりあえず今週のスタジオ風景をUP.毎度の事ながら,全く代わり映えの無いカットですが.

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2/16(木)

音楽の世界と常識について. 私は仕事柄,音楽家(芸能人)志望者と知り合う機会が多少あるのですが,音楽や芸能の業界は,個性に重きを置く世界で,一般常識に大した価値を置かない現場である,と勘違いしている人がいるような気がします.しかもこの場合の個性とは,単に奇矯な言動を指している事が多い. 私の見た範囲だけでも,何の連絡もなく突然事務所にやって来る人,常軌を逸した奇抜な服装やヘアスタイルの人,こちらが聞き取り辛いほどに奇矯な発声で喋る人,などのエキセントリックな御仁がたくさんいました.私程度の経験でこうなのだから,大手の事務所ならもっと凄いでしょう. 私は別にそういう人達が嫌いなわけではありません.自分にも若い頃はあったので,むしろ微笑ましく感じたりもするくらいなんですが,しかしそれと同時に,この手の奇怪な行動が個性や才能と認められるなら,例えば私が全裸で駅前を歩けば,もうそれだけで衆目を集めるでしょうけど,そんなの個性でも才能でもないだろう,と言いたくはなります.

今まで,テレビ・ラジオ局や各種制作会社,レコードメーカー・出版社・プロダクションなど,この業界をある程度は見て回っていますが,私の知る限りその実体は,一分の隙も無い程にスタンダードな社交儀礼が罷り通っている世界です.ごく普通のサラリーマンやOLが,事務的に物事を進めている現場といった印象しかありません.扱っている商品が若年層向きだったりする為に,そのニーズに敏感たらねば,という心持ちから出ているようなある種の傾向(スーツ着用の非徹底など)はあったりしますが,然程に軽薄なものでもなく,それも含めて平均的な業界だとしか思いません.


2/15(水)

世間をいまだに騒がせているライブドア事件についてです. テレビではフリップとかまで使って,やれ投資事業組合がどうしただとか,やれ資金の還流がどうだとか言ってますが,それがどのような道義的・法的観点から糾弾されているのか,またどうしてその仕組みからお金が生み出されるのか,私には充分に理解できません.世の中の皆さんは理解できているのでしょうか.私の見る限り,テレビなどで事件について語っているコメンテーターの中にも,理解できていない人が混ざっています. 今の私は言うなれば,種明かしをされてもまだなお手品の仕組みが理解できないような状態です.
現行法に抵触するかどうかは,その道の専門家なら判断できるのでしょう.しかし法律(特にその運用)というのは,算術のように常に明快なものでないので,往々にして解釈論に陥ってしまう.前例を見ないような事件なら,当然判例も無いでしょうし.
私はあのような商売をやりたいと思いません(そもそも出来ない)が,今思いを馳せているのは,そういった是非についてではありません. 私の頭では理解すら出来ないような手法を用いて利殖を続けていた人を目の当たりにし,私はこれを期に<人間の頭の良さ>について少々考え込まされてしまっているのです.

人間の頭の良さって何なのでしょうか.ペーパーテストで高得点を取れる事なのでしょうか.だとしたら算術における高得点と語学における高得点はどちらに価値があるのでしょうか.高度な数学上の定理を理解できる能力と,英単語や漢字を人より多く記憶できる能力はどちらが優位なのだろうか.どちらも具備していたとしてもノーベル賞は取れません. お金を稼ぐ才能のある人と,芸術家や学識ある人物,あるいは何の才能も持たない自らの境涯に甘んずる精神力を持つ人,誰が一番人類に益するのでしょうか.よく分かりません. 私は学校が嫌いな少年でしたが,当然学生時分には,勉強などもある程度はさせられました.今大人になって,当時の学習が役に立ったかと問われても微妙な心境です.勿論全く無意味だったとも思いませんが. 私が仕事をしている現場では,記憶力や理解力よりも,発想力というか創造性を求められる事が多いのですが,学校においてそういう属性を鍛えられた経験など,あまり記憶にありません.鍛えることが果たして可能なのかどうかはさておき,もし学校教育が私にその能力を培ってくれていたら,私は今どれほど学校に感謝していることでしょう. それとも人間社会において,創造性の豊かさというのは1ランク劣る資質なのでしょうか. 無論冗談です.学校や試験などが涵養・判定できる能力など,所詮は限られているし,そうであっても学校側には何の落ち度も無い.極言すれば,学校は納税者としての適性を醸成する場所であって,ある面では人間の画一化を目的としています.天才を発見する事など主眼に置いた機関ではない.

結局,人間の頭の良さなんて判定し難いものです.どのような尺度を持って誰が判断するのか,皆目見当がつかない. 更に言えば,<頭の良さ>は,必ずしも社会やその人自身さえ幸福にはしないでしょう. 「日本はどうして今日のような繁栄を手に出来たのか」という質問に対して,「それは日本人という民族が優秀だからである」という回答は嘘のような気がする.語弊を恐れずに言えば,むしろ日本人は愚昧・魯鈍であったからこそ今日の社会を築けたのではないか,と思うわけです.良い風に形容すれば勤勉・実直であったから,となります. そういう社会だから同調圧力が強く,抜け駆けを許さない空気があるのかもしれません.

この話とうちの業務に何の関係があるのか,と思われる向きもあるかもしれませんが,実はあります. ですが,これらについて説明しようとするときっと長くなるので,これはまた別の機会に譲ります. 私は中途半端な才能より常識の方が尊いものだと思っています.


2/14(火)

最近,編集作業ばかりやっている(それが仕事なのだから当然だが)と言ってましたが,仕上がった音の中から一部を下にUPしてみました.

my story」(0:47/MP3) 鈴木サヤカ

上げているのは鈴木サヤカの新曲で,次のタイトルに収録予定の作品です. この曲,コード進行・メロディーライン・アレンジ,全てにおいて超シンプルな設計で,聴き所もこれといって無いのですが,何故か個人的にはわりかし気に入っています(出来たばかりだからかもしれませんが).好き嫌いは理屈では説明できませんね.音楽なんて分からないものです.

あと,当たり前かもしれませんが,Mixなんかにもエンジニアの嗜好性ってあるもので,ここ最近の私も,多少ですが音作りに変化が現れてます.一昔前まで一切使わなかったDeEsserなんかも,去年ぐらいからよく使うようになりました.こういうものにも気分ってありますね.


2/13(月)

Mix・マスタリング漬けの日々を送っています. 今月だけで既に10曲近く上げてるので,ペース的には,ほぼ毎日一曲づつ位の計算になります.我ながらよく働いています.


2/12(日)

次の来客まで少し時間があるので,テキスト打ってます.

広瀬沙希,本日リハでスタジオ入り. だんだんレパートリーも増えてたし,近い内に音源も公開できると思います.どうぞよろしく. 今日のスタジオ模様と,ついでに先日の撮影で上がった写真も合わせてUP.

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日曜日と言うのに相も変わらず一日中仕事でした. うちに出入りしている人達って,現役の高校生など,学生さんも多いので,どうしても休日に予定が入りがちなんです(平日の昼間にブッキングできないので). 下も今日のスタジオで撮ったカット(写真は影山りさ).

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2/11(土)

作曲について. 自慢じゃないが,私は曲がいくらでも作れる.およそ物理的に無理な注文,例えば「今日中に五千曲作れ」とかでもない限り,対応可能です.一日で十曲作れと言われても多分できる.(曲といっても,あくまで歌メロとコード進行ぐらいのものを指していて,アレンジやオケの制作となると,絶対的な作業(入力)時間が必要なので,相応の時間は掛かります.) 一応断っておきますが,これはあくまで量の話であって,質に拘るなら言わずもがな,そうは簡単に行きません.
上の話は,私に才能があるだとか言う類の話ではなく,才能の有り無しなど全く関係なく,曲というものは,質を問わなければ,知識・経験だけで誰でもある程度書けるのだ.和声や作曲学という理論体系は,言わばその為のガイドである.調の概念とスケールが大雑把にでも分かっていれば,適当に音符並べただけでも曲みたいなものにはなるし,ジャンルによっては,それすら必要ないかもしれない. 要するに,日本語使えれば詩は書けるし,絵筆が持てれば絵が描けるというのと同じです. ついでに,和声等を本格的に学ぼうとするなら結構な手間だが,義務教育や軽い独学で得た程度の音楽知識,あるいは単なるフィーリングでも,一応曲らしきものは作れる.世に数いるミュージシャンが皆,楽典や赤本(そういう和声の代表的なテキストがある)を一から読破し,完全に理解した上で曲を書いている,という訳ではない(無論,皆が完璧に理解する必要も無い). ただ単に「曲が作れる」なんて自慢にも何にもならない.

当たり前のことだが,本職の作曲家は,曲が作れる事がプロたる所以では無い.最低限,商用に耐え得る「商品」を作る技術を認められているから,その作業領域を任されているだけだ. キャンバスは数に限りがあるので,絵筆で汚すのにも資格が要る.


2/10(金)

本日,鈴木サヤカのレコーディング. 今日録った曲の中に,物凄く難しい(音程が取りにくい)フレーズがありまして,レコーディング前からかなり難航(歌録りが)するだろうと予想してたのですが,意外にもあっさり録れてしまいました. こういうマイナスの予測ってあんまり外れないものなんですが.

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2/9(木)

昨年末から「JIVE」誌上で告知してましたオーディション,先月末にて締め切りました.ご応募,ありがとうございます.現在書類選考中で,合否の通知は一ヶ月前後ぐらいで発送できるかと思います.

風邪が流行っているみたいですので,皆さん気を付けましょう. 斯く言ううちも,代表がインフルエンザでダウンしてます.スタッフが少ないと,こういう時の煽りをもろに喰らってしまいますね.


2/8(水)

2/2(木)の撮影の上がり,鈴木サヤカのカットを一部UP.

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鈴木サヤカは,相変わらずハイペースで音を作ってます.今回の撮影の上がりは次回発表の音源に使用します.もしかすると次々回作ぐらいまで使い回すかもしれませんが.


2/7(火)

何だか物凄く忙しい.今はとりあえずマスタリング作業に追われてるんですが,今週末にはまた新たに歌録り(しかも6曲)の予定があって,とにかく休む暇がないのです.因みに,次の日曜も既にスタジオリハ・打合せが入っていて休めません. 今新しい企画を色々考えてて,曲とかも作りたいのですが,現時点で抱え込んでいる仕事をある程度片付けないと,手が付けられない状態です.この間撮った写真のデータチェックもまだ終わってないし.


2/5(日)

2/2(木)の撮影の上がり(片飛鳥)をまた一部UP.小出しにしてるつもりじゃないんですが,あまりにカット数が多くてチェックがまだ終わりません.

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写真(ヴィジュアルイメージ)について. 一応事務所業みたいなことやってはいるんで,うちとしても最低限のアドバイスはしてますが,基本的なプランはモデル(アーティスト本人)に任せてます.我々(事務所の人間)が撮影現場で多少口出したり,適当に小道具持ってきたりすることもあるにはありますが,原則として事務所はカメラマンとスタジオ用意するだけ.服装・メイク・髪など,全て本人達のアイディアです.
因みに私は写真に関しては門外漢なので,撮影の際はアドバイスすらほとんどしません.単に管轄外ってことなんですが,しかし最近デザインやるようになったので,画像の編集段階になって,撮影の際に注文付けとけば良かったと思うことがたまにあります. 現場で口出せばいいだけなんですが,実際は後になって改善の余地に気付かされることが多いですね.こういうのって.


2/4(土)

唐突ですが,私は音楽制作にあまりコストをかけていません.まず,所有機材が全然大したものでなく,そこらのDTM系の専門学校生あたりでも,私と同程度,あるいはそれ以上の機材を取り揃えている人が幾らでもいると思います. 音楽制作なんて,金を掛けようと思えばそれこそ際限なく掛けられてしまいます.SSLやNeveの卓,導入しようなんて言い出したら,それだけで下手すると億を超えてしまう.四捨五入して言いますが,大体録音環境にアナログ機器を導入しようとすると,経費は跳ね上がります. その億単位の投資に見合う効用が得られると思わない私は(そもそもその元手も無いが),やはりそれを導入しないわけで,結果現在のスペックに至っているという状況なのです. 個人的には,ProToolsもコストパフォーマンスが高いとは思えません.ユーザー人口が限られてるのは分かりますが,割高感は否めないですね. データ互換の便宜にしても,最低でもWAVとSMFが開ける環境なら特に不自由感じません.
原音とデジタル化されたオーディオデータは別物だとか,デジタル録音では,サンプリング周波数以上の倍音や0dB以下のノイズが損なわれる云々,と言うのは確かに理論的には正しいです.でも私は0dB以下の音を体感した事がないし,10kHz代後半の音がすでに聞こえないので,現在のCDDAの規格ですら私にとってはオーバースペックと言えなくもありません. ついでに,現時点で私は,CDDAのクオリティを超えるビットレート(2496だとかの)でのオーディオ編集にもあまり意味を見出せずにいます.かく言う私も編集時には,32bitフローティングポイント演算って奴で音を処理してたりしますが,いまいち16bit編集との違いは分かりません.理屈の上でその方が音(処理精度が)が良いらしい,という先入主だけは一応あるので,多分に気分でそうしてます.さっぱり効果の程が実感できていないので,暗示にすら掛かってない状態です.違いが分かる人もいるのでしょうか.いるなら凄いですね.プラシーボ効果みたいなものじゃないなら.
私は自分なりに音は良い方がいいと思います.ですが(というより,だからこそ),レコードよりCDが好きです.管理上も便利だし. そして私の音作りは,常に<CD化>を念頭においた作業です.この辺ははっきりしてます.だから,CD再生時に反映されない編集上の環境にあまり関心がありません.

平安京は風水に依拠して建造されたそうです(鬼門の位置に比叡山がある).現代人は別の体系の科学を知ってしまっているから,普通は風水に準拠して都市を設計しませんし,縄文人なら風水と言う科学の存在自体を知らないので,当然風水に行動原理を左右されなかったでしょう. 幽霊が見えない私は,見えるようになってから幽霊対策を講じたいと思います.現状困る事がないので.


2/3(金)

昨日はスチール撮りで,ほぼ一日中スタジオだったんですが,終わったのが随分遅くて,昨夜はこのページを更新する気力も残ってませんでした.以下,撮影の模様をUPします.

うちの撮影って,明確な用途は決まって無いけどとりあえず撮っておこう,みたいなケースも多いのですが,今回の鈴木サヤカは<次回作のジャケ>という割とはっきりした目的がありました.音源のリリースは一応夏頃の予定.来週辺りからレコーディングに入ります.

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片飛鳥.昨日で二度目の撮影になります.ファーストアイテム「キラキラ」も好評発売中です.いつ頃に発表できるか分かりませんが,次回作には今日撮った写真も使うと思います.

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昨日は神田優花も撮影でした.昨日の模様と上がったカットの一部をレポートとして上げてます.詳しくはこちらをどうぞ. 本当は全員分,上がりも含めてUPしたかったんですが,撮った枚数があまりに膨大な為,処理が追いつきません.今日もこれからレコーディングで,早い話時間が足りないのです.昨日の上がりは,また日を改めていくつかUPします.

最後に広瀬沙希.こちらも二度目の撮影だったんですが,彼女はまだ一つもアイテムを出してませんし,名前の表記とかも今のままで行くかまだよく分からない状態みたいなので,詳細な情報(はっきりした顔のアップなど)の公開は避けてます. ですがまあ,とりあえず昨日の撮影模様をUPしてます.

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1/30(月)

音楽を聴こうという話. プレイヤー(歌い手含む)であれライターであれ,音楽家を志す人なら,とにかく音を耳に入れた方が良かろうと思います.聴いた音楽の絶対量は表現能力を大きく左右するでしょうから. 音楽に興味を持つ人って,取っ掛かりは大抵,その時代の流行歌であったりします.流行歌に感化されるのは,それはそれで初期衝動としては全くもって当然というか,精神が健全である証拠と言えなくもなく,かく言う私もその口でした.どうせなら流行歌も徹底的に聴かれたらよろしいかと. そしてもし流行歌に飽き足らず,他にも音楽を漁りたいと思うなら,次は古い音楽(ポピュラーソングならせいぜい50年代あたりからでしょうか)を聴かれることをお勧めします.音楽って体系的なものなので,古い時代の作品をある程度聴いた上でないと,本質的に理解できないこともしばしばあるのです.
流行に冒されているというのは一種の酩酊状態みたいなもので,その興奮の中に在るが故に分かりにくいこともあります.音楽も流行下にあるものはまだ生乾きで,今一つ評価が定まらないのです.猫も杓子も買っていた人気タイトルが,僅か数年後に中古CD屋のワゴンで叩き売られてることなんてザラにあります.
オールディーズとか呼ばれている音楽を聴くと,演奏や録音技術,あるいは音楽表現そのものに稚拙さを感じてしまう人もいるかと思います.まあ当然今の水準と単純比較すれば,その通り,ある面では稚拙であります.しかし当時と今のミュージシャンの個人的・先天的な能力にそれほどの違いがあると感じるなら,それは錯覚です.その錯覚が解けてくると,音楽はより深い境地で楽しめます.奇抜に聞こえていたある音楽が単なる突然変異で無かったことや,60年代のギタリストと80年代以降の速弾きギタリストに,運動能力における違いなど然程に無いこともきっと分かってくると思います. 音楽が好きな人なら古い音楽を聴いてみてはいかがでしょう.

斯く言う私もそんなに音楽を聴くわけではない(その時間が無い).自分への戒めも込めてこんな事を考えてみました.


1/28(土)

既にバックナンバーになってしまっているのですが,昨日届いた「Hoo-JA!」Vol.33に目を通しました. 配布エリアこそ限定されてますが,一応読者プレゼント(アルバム「マインドスケープ」)もありますので,読者の皆さん,奮ってご応募下さい.


1/26(木)

ここしばらくニューアイテムのリリース予定も無くて,あんまり更新するネタがありません. とは言うものの,もちろん何もしていないのでは無く,相変わらず日々作品制作に精進している次第であります. ありきたりですが,今週のスタジオ風景をUP.

神田優花は差し迫って何のリリース予定も無く,しばらくレコーディングもしてません.ここ最近は専らスタジオリハばかり,歌唱技術を磨いています. 成果は次回作に反映される筈です(いつお届けできるか分かりませんが).

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鈴木サヤカは,来月辺りからボチボチ新作の歌録りを始める予定です.既にいくつか新曲は作ってます.夏頃には音源化できるでしょうか.

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佳乃は来週3曲の歌録りを予定しているのですが,本人のレパートリー(持ち歌)ではありませんので,公開する機会もおそらくありません.いわゆる仮歌録り(とも多少違うが)みたいなヤツですね.

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1/25(水)

少し更新の間隔が空いてしまいました.特にお知らせすべきこともありませんでしたので.

11月公開の片飛鳥「キラキラ」は,つい何日か前にもバックオーダー入ってましたが,JETROBOTの週間ランキングでいまだに1位になんですね.今後もご贔屓に.
ランキング見てみると鈴木サヤカもランクイン(2曲)しているみたいです.何故今頃なのかよく分かりませんが(5位の「忍 -shinobi-」は2004年6月公開). 鈴木サヤカはMusicDeliでリリースした「Very Sweet」の方も,神田優花の「予感」と合わせて現在引き続き販売中です.こちらもよろしく.


1/20(金)

昨日は一日中来客ばかりで,まともに音を弄る時間がありませんでした.とりあえず今日は音作りに集中させてもらってます. 私は,人に会う日と音を作る日を,完全に別けてしまわないと仕事にならないタイプです.来客と来客の合間に時間があるから30分だけ音作りをする,なんていう芸当,とてもじゃないけど出来ません.音作りも人と話す事も,結構なコンセントレーションを要求されてしまう作業なので.


1/19(木)

私は株なんてやりませんが,以下はここ数日の市場(株式)について.
先日,とある会社の営業マンと会って話をする機会がありました.内容は単なる商談で,それについて詳しくはここで触れません. その商談相手の親会社にあたる企業がいわゆるIT関連企業で,さらには上場しているとの事で,会談中,ここ数日の市場の喧騒について僅かですが話題が及ぶことがありました.
日本人に守るべき財産があるとすれば,外貨や技術などではなく,誠実さぐらいしかもう残されて無いような気がする. 基本的にお金は働いて稼ぐものだと思うしかありません.今の私には.


1/18(水)

来客の合間に一息ついてます. 昨日の更新分(このページ)を読み返してみると,そこはかとなく悲愴感漂っていますが,私の毎日は全然そんな悲痛なものではありません.晴れ上がった空のように楽しい日々を送っております.お陰様で好きな仕事やらせてもらってますので. というわけで,また仕事に戻ります.


1/17(火)

先日,とある面接を担当しまして,その後,思うことがあったので書き付けておく事にします.

当たり前の事ですが,親御さんは,子供を愛してやって欲しい.愛すると言うのは,子供を<自分とは別の人格>だと認めることでもあります.別の人格ならば,自分と価値観を共有してくれるとは限らないのですが,最後にはそれも認めてあげて欲しい.
内容を端折り過ぎてますので少し敷衍を. 私は幼少期に英才教育と呼べるほどの音楽の指導を受けていませんし,そもそも音楽一家のような恵まれた環境に生まれていません.私の親はごく平均的な価値観・常識を持つ人で,普通の人程度に芸術全般に対する理解が乏しく,自然親と私は,音楽についての解釈でよく衝突しました. 端的な例として,私は少年の頃,音楽ばかりやってあまりに勉強しなかったもので,親に楽器を取り上げられたことがありました.常識が発動しただけなのでしょうから,当時の親を責めるわけも行きません.親は親なりに思い描いていた将来設計があったのだろうし,私のような出来損ないの息子に対してでも,一応は期待していた未来像があったのでしょう.
「良い学校に進まねば将来が危うい」という助言は経験則に基づくもので,無論正しい.しかし嘘から出たものでないにしろ,この助言の指す将来とは往々にして社会的地位や経済基盤などに過ぎず,では栄達や蓄財の果てに何があるか,と言ったラディカルな疑問に答える力が無い. どうせ引き返す道なら早めに戻るに越した事は無い,と言うのは理屈ですが,当時の私は既に引き返すつもりが無くなりかけていたので,将来の身分が云々と言われたところで,耳には届きませんでした.志半ばにして果てるとしても,前のめりに倒れるしかないと思っていたし,今もそこは全く変わりません.

音楽の世界を志すというのは,音楽関連の業務を定款に謳っている企業に就職するという意味ではありません.自分を音楽家と規定して生きていくというだけのことです. 例えば数年後,私の作品,あるいはうちのアーティストが売れているか否かと問われても予測などつきませんが,その数年後の時点でも,私が生きてさえいればどんな形であれ音楽を続けていることだけは約束できます.

坂本龍馬の親は偉大ですね.彼(竜馬)はおそらく生涯,今で言うところの<就職>というものをついぞ経験していないと思われます(一時期,いわゆる海援隊(亀山社中)という,今で言う会社を起こしていましたが,短期間な上,航海技術が未熟だったのか船も沈めまくっていたので,歴史的な意義はさておき,採算性という観点からみるととても事業と呼べるようなものでは無かったでしょう).では彼がどうやって食べていたのかと言うと,おそらくほとんど実家からの仕送り.親は彼が何を志し,日々何をやっているのかも正確には把握していなかったのではないかと思います(しかも彼は当時のいわば指名手配犯).裕福な家庭だったということもあるでしょうが,余程の愛情なくして為しえることでは無いと思います.

話が迂遠になってしまいました. 私の個人的な気持ちとして,子供には好きなことをやらせてあげて欲しい.欲を言えば,ただ黙認するだけでなく,積極的に協力してあげて欲しい.ただ,言うまでも無く<好き>と言う感情は,仕事や学業の苛烈さから逃避して酒やギャンブルに溺れたい,というようなネガティヴな衝動を指すのではありません.
たくさん装飾品を身に付けてもらっている犬を見かけます.飼い主は可愛がっているつもりだろうし,実際にお金も掛かっているのでしょう.その数ある装飾品の中に,本当に犬自身が望んだものが幾つあるのか.
私は説教なんて出来る身分でも無いし,そんな事をしているつもりは毛頭ありません.お願いをしたくてこのテキストを打ちました.


1/15(日)

休日というのに一日中仕事な私. 来客の合間に更新です.下は今日撮ったカット.

Photo1 Photo2 Photo3 Photo4 Photo5 Photo6


1/14(土)

仕事の合間に少し時間があったので無駄な事を考えてみる.
インプロヴィゼーション(即興)について. 楽器奏者に関しては,ある程度の能書き(音楽理論等)が理解できていれば,ほとんど誰にでもアドリブ演奏はできます.調やスケールという,そのためのガイドが存在するので.また音響・音像というのはアナログなので,感覚的にイメージしやすいのかもしれません.
今考えているのは,ラップなどの言語による即興のパフォーマンスについてです.日本での事情は知りませんが,アメリカのラッパー達(無論素人も含む)はフリースタイルバトルとか称して,当たり前のように即興のライムでラップパフォーマンスを行っているようですが,言うまでも無くライム(韻文)というのは言語である以上,感覚のみでなく論理の所産であります.言語によるアドリブを行うには,当然激しい思考のスピード・能の回転が要求される筈です.述語が最後に来てしまうような言語(日本語,もっといえば膠着語全般)をもってしてでも可能なものでしょうか.不可能とまでは言いませんが,条件において圧倒的に不利な気がします.
ここで少し気になったのが,人間の思考のスピードとその人の母国語は,密接に関係しているのではないか,という事. 当たり前の事ですが,私は日本語を喋るし,日本語をもって思考しています.論理を演算するためのツールもまた日本語なわけです.私にとって唯一と言っていい使用言語<日本語>の演算処理能力は,ひょっとして英語に比べると,相当劣っているのではないのでしょうか.(ここで論じているのはあくまでスピードに関してで,それ以外の要素についてはとりあえず措く.)
通訳などを生業にしているくらい他言語に精通している人なら,物思いにふける際も,使用言語を選択する,というようなタスクが脳内で行われているのかもしれませんね.私にはよく分かりませんが.
言語というのは一種のツールです.いわばOSみたいなものでしょう.文学や芸術は,言うなればアプリケーションでしょうね. よく言われるように,言語の無い世界に,認識としての愛も怒りも喜びも悲しみも在ろう筈が無く,ましてやそれを表現,また受容する為の手段である文学や音楽・絵画など存在する意味も無い.全て言語を媒介としているのですから. とまあ,以上のことは,言語学者や通訳,日本人ラッパーとかなら当然のように認識しているであろうと思われますが,私は今更ながら考え込んでしまったわけです.
内容がディープになってきたので,この辺で終わります.


1/11(水)

最近は,うち本来の生業である制作屋に立ち返りつつありまして,何だか仕事はたくさんあるのに,ここで報告するようなネタが殆どありません.

昨年末にMusicDeliでリリースした,神田優花「予感」・鈴木サヤカ「Very Sweet」の両曲は,現時点でも引き続き販売中です.「Very Sweet」の方は,現在「NEXTブレイク! アーティスト特集」のコーナーで推薦曲にもなっています.一応期間限定販売の商品なので,ご購入はお早めに.


1/9(月)

先週末からずっと曲作り.ここしばらく,アイディアが止め処なく溢れてきます.発表できないのがもどかしい.

私は曲だけでなく,ものによっては詞も書いたりしますが(よくよく考えてみればキツいオッサンだが),最近(って事もないですが)日本語の限界を感じます. まず私は,当然の事ながら日本語をこよなく愛しています.日本語は,とりあえず叙述にもさほどの難無く,英語や漢語のように論理そのものでない部分も含め詩的だと思うし,それなりに作詩には適した言語だと感じますが,音韻面で見た場合,日本語で声楽曲を作ろうとすれば,これほど不向きな言語も珍しかろうと思います.特にHIPHOPとか,その手のジャンルにおいては,日本語で対応するのは至難の業かと思われます.これは単に非英語だからという事ではありません.お隣の韓国のPOPS聴いてみても,朝鮮語のHIPHOPはそれなりに様になってます.結局日本語は,よく言われるように,全ての音節に一々母音が付いてまわる(実際の口語に例外はあるが)のが致命的かと. とまれ,英語って音楽的でいいですね.そこだけは素直に羨ましい.


1/6(金)

愛媛県の新居浜・西条両市にて配布の,地域情報誌「Hoo-JA!」Vol.33(1/14(土)発行)に,神田優花とアルバム「マインドスケープ」の紹介記事(レビュー)が掲載されます. 「Hoo-JA!」誌は,配布形態がポスティングとの事なので,よく飲食店などに置いてあるようなフリーペーパーではなく,ポストに投函されてるタイプの配布誌ですね(あるいはそれら二つの配布方式の併用型か).とにかく,発行エリアは限定されていますが,入手できる方がいたら是非見てみて下さい.


1/5(木)

昨日から通常業務に戻ってます.

アーティストの男女比について.音楽業界,あるいは芸能界全体におけるタレントの男女比,詳しい統計など手元にありませんが,おそらく女性の方が多いような気がします. 何故そうなるのかという理由まではよく知りませんが,特定の誰かの信条・嗜好などでそうなっている筈もなく,要するに世間様からの需要の問題かと思われます.
斯く言ううちも例に漏れず,扱っているアーティストは,圧倒的に女性が多いのが現状です. しかしながら,女の人を優先的に扱おう,とか思っているわけでは全くなく,今までに何ケースか男性アーティストも扱ってきているのですが,本人が活動を持続できなかったり,セールス面に難があったりと,結局長続きしない事が多かったのです(あくまで我々の周囲における数例に過ぎませんが). うちに関して言えば,むしろここ最近は,積極的に男性アーティストを扱って行きたいとは思っているのですが,現時点において何ら具体化してません.難しいものですね. とにかく,魅力的な人であれば,うちは男大歓迎です. まあ私は選考の担当者じゃありませんが.


1/4(水)

「JIVE」誌,先月末発行号にて三ヶ月連続のディスクレビュー(&広告)掲載となりました. とりあえず先月をもって広告掲載は一休みします(今後も機会があれば広告は出します)が,現時点でも雑誌媒体での露出は他にも幾つか調整中です.
ぶっちゃけた話,うちは音源の売上げをほとんど全部プロモーション(営業経費含む)に廻しているような状態です.そしてそれらのプロモーション活動によって,更にセールスが伸びたとしても,おそらく売上げはまたプロモーション経費に廻ることになります. こんな数奇心で運営されているような事務所なんて,手放しで褒められたものじゃありませんけどね.


1/2(月)

とりあえず新年明けましておめでとうございます. 今年は珍しく落ち着いた年始を送っております.とは言うものの,オフの間もやる事といえば,相も変わらず曲作りばかり.とにかく今年もよろしくお願いします.


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